のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

芸術の秋

2006-10-08 | 日記
 ラスベガスでダンスの公演を観ることができるのはまれなことです。今日は久しぶりにダンスを観られる!
 会場はここから自転車で30分ぐらい。気持ちのいい今の季節、自転車をそれぐらいの時間走らせるのは嬉しいことです。
 劇場に着くとチケット売り場に列ができていて、その顔を見ると年配の方が多く「はたしてどんなダンスなのか・・・」と少し不安になりました。客席数300人ぐらいの劇場は満員で、ダンスのコンサートでこんなに人がいっぱいになっているのも初めてのような気がしました。
 プログラムを見るとKAの仲間のほかに、いつも習っているバレエの先生や習ったことがあるダンスの先生の名前も見つけることができました。いつものことながら振付家の名前が前面に出ているところが興味深いです。
 これは、一つ一つの作品を簡単な照明でシンプルに次から次へとみせる形の公演です。ソロの作品もあればグループもあります。シリアスなもの、ユニークなもの、笑わせるもの、さまざまな色がありました。その一つ一つの完成度が高く、ダンサーはすばらしく本当に魅せられました。そして自分も何かやりたいという気にさせてくれます。いや、やらないと!
 友達が何人か観に来ていて、今日ここでこのダンスを観ることができたことを喜び合いました。大きなショーばかりが注目される中、また自分たちがその中にいる中、“素”のすばらしいものに触れ、心が喜んでいました。

 夜は“Burn the Floor”のフリーチケットをいただいていて観に行きました。一度日本で観たことがあるのですが、何か変わっているのか、今観るとどういう風に思うのか自分の中で興味がありました。感想は日本で観たときとかわりませんでした。ただ、あの大きな国際フォーラムの上のほうで観たときより近くで観たので、ダンサーたちのエネルギッシュな姿、それを一時間以上、ほぼ出っ放しで続けていることへの評価は充分にできると思いました。これは一日二回公演できないでしょ、と思って今予定を見たらやっていました。敬服。