のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

哀楽

2006-10-17 | KA
 先日亡くなったプロップスのデリュさんのお別れの会が週末にあったらしいのですが知らずに行けませんでした。今日は埋葬があると聞きトレーニングを休ませていただいて行くことにしました。まさかこんなことになると思っていなかったので喪服もなく持ち合わせの黒い服を着ていきました。
 案内所で言われた場所に着くと芝生が長方形に掘られていてちょうど棺が運び込まれるところでした。彼がカラフルな人だったからでしょうか、ぽつぽつと色物の服を着た人が集まってきました。お父様にお会いしお話を伺うと、彼は鼻の手術をしてから久しぶりに実家に帰り、夕食をとったあとソファーで休んでいてその眠りが永遠の眠りになったと。37歳。
 KAから集まったのは私も入れてたったの6名でした。儀式は静かに行われ、棺は静かに土の中へ入っていきました。
 日差しは強くて熱いのに、時々吹く風がとても冷たい、そんな日でした。

 MGMに戻り、私は今日も気持ちを入れ替えて仕事をしなければなりませんでした。それでも今日は日本からのお客様があったのでありがたかったです。
 バトンの先生3名。緊張しました。ショーを終えお会いするととても喜んでくださってバックステージをご覧いただいてから食事に行くことにしました。興奮した状態のままの今日のほうがいいということになって・・・
 3人の先生方の中でも綿貫先生は一番長くお世話になっている先生で、一緒に仕事をさせていただいたこともあるからでしょう、一番興奮していて、本当に楽しかったです。
 レストランは閉店時間を過ぎてもいたので口にものを入れたままお店を出た感じ。隣のデニーズに行きました。たくさん食事はいただいたのですが、楽しい中だといくらでも食べれててしまう私はさらにパンプキンパイを頼みました。すると明日閉店だからと、ただでさえ大きいアメリカのケーキを二つ持ってきてくださいました。生クリームをたっぷり盛って。ここは24時間営業なので時間を気にすることなくここでも話に花が咲きました。
 時の流れは早いので3年近くも“バトン界”を留守にすると知らないことばかりになってきます。「のんのんのこと知らない若い選手もいるだろうね・・・」その通りでしょう。だから私はここでのんびりと暮らせます。時々いらしてくださるバトンを愛しつづける人々と過去と今と未来を語りながら・・・