のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

仲直り

2006-10-07 | 日記
 更衣室の席が横並びの若者たちが言い合いをしたのが約一ヶ月前。それから彼女達の会話は挨拶以外にほとんどありませんでした。私はお互いがいないとき両サイドからそれぞれの言い分を聞かされ、始めはただただ聞いていました。最近はここは仲を取り持ったほうがいいのかと、何か言うようにしていたのですが片方が頑固なこと。お話になりませんでした。
 きっかけになったひとつのこと“写真を無料で撮ってあげた”。その作業が完了し、その写真が一方に渡されました。それに対しもう一方はお礼の贈り物を用意しました。
 そこでまた言い合いが・・・
「やったことに対してプレゼントで返す、普通の状態ならまだしも4週間も口を聞いていない状態でそういうことをするのはお金ですべてを解決しようとしていること。アメリカではそれは許されないこと。まずは普通に会話ができるようになってそれからプレゼントを受け取るから。」
「私の国ではプレゼントをすることをきっかけで仲直りをすることができる。これは心をこめて用意したもの。私はアメリカの文化を理解しよう今までもこれからもするけれど、今回は私の国の文化も理解して欲しい。」
 この二人の間なら歩み寄れそうな気がしました。ところがもう一人が強い。
「お金と涙で解決なんてけしからん。それに・・・」
 と言い合いのきっかけの彼女たちの旅での話をまた言い出しました。もういいじゃない・・・
 結局、言葉を口から出したことで会話が始まり、歩み寄りが始まりました。強い一人はまだ心に何かがありそうですが二人の仲を見ていたらほどけていくことでしょう・・・そう強く願います。