のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

もう少し

2008-10-21 | KA
 ショーの途中で一瞬更衣室へ戻ると、お手紙が届いていました。「この方は、今のショーをご覧下さっているのかしら。」と、ワクワクしながらショーをすることができました。
 腰の具合はだいぶ良くなりました。大体の動きはできます。本番だけ行うようにしている動きもありますが、それで悪化することもないようです。完治までもう少し。もう少し我慢すれば、本当に伸び伸び出来る日が来ます。

68歳のメダリスト

2008-10-20 | 日記
 ピラーティスの先生が、お母様の写真を見せて下さいました。スケート靴、衣装を着て、首にはメダルが掛かっていました。その写真が挟んであった雑誌には、お母様が載っていて、68歳と記してありました。驚いていると先生は、「これは2、3年前の写真。彼女は50歳になってからスケートを始めたのよ。」と、私をさらにびっくりさせました。「素敵なお母様をお持ちですね。」と言うと、嬉しそうに微笑みました。
 私もまだまだです。

 今シーズンのソフトボールの試合が今日で最後と聞き、「私が観た時に負けたことはないよ。」というと、是非来て欲しいと言われました。
 一回に二試合ある内の、一試合目は大差で勝ちました。二試合目が始まると調子はよくありません。でも彼らは、頑張っていました。中には、痛めた足を引きずりながらボールを追いかける人もいました。草ソフトボールですが、力の限りに取り組んでいました。
 ところが、相手のチームに大量の得点が入り、二試合目はもう彼らの勝ちも確実のようになると、相手方のピッチャーは、脚の間からボールを投げるなどの行動に出ました。それはとっても見苦しく、試合を見ているのが嫌になるほどでした。
 それでも最後まで応援しましたが、その試合は負けてしまいました。お互いに最後まで真剣に取り組んでの負けではなかったので、本当に後味が悪く、最後の日に残念なことでした。

Giselle

2008-10-19 | 日記
 ネバダバレエの公演『ジゼル』を観に行きました。クラッシックバレエを観るのは久しぶりのことです。
 観ていると、「あ、分かる。」とすぐに思いました。一つ一つの仕草や表情がとても良く分かるのです。だから話が良く見えてとても面白くなりました。初めての感覚でした。
 さらに、ネバダバレエには、友達や顔見知りのダンサーが増えたので、その点でも面白く、楽しめました。
 今更ながら、バレエ鑑賞の楽しみに浸り、味わうことができました。

Dracula

2008-10-18 | 日記
 ミュージシャン、バンドリーダーのリチャードが、またミュージカルを創りました。今日はそのミュージカル、『ドラキュラ』を観に行きました。
 舞台奥にはオーケストラ、その前に椅子がハの字に並び、そこに役者さん達が何人か座りました。リチャードが出て来てオーケストラの指揮を始めると、ミュージカルは始まりました。KAのシンガー、ロッシェルが話をリードします。
 役者さん達はみな黒い服を着て、台本を持って演技をしたり歌を歌います。“A Staged Reading Concert”とはこういうことなのかと。
 オーケストラは左右に分かれていて、ハの字に並んだ椅子の前だけではなく、オーケストラの中央も、役者さん達が舞台として効果的に使っていました。黒い箱がいくつか出てきます。これは場面によって、椅子になったり、ベットになったり、棺になったり。場面設定の大道具はなく、舞台の後ろに写真が映し出される以外は、役者さん達の演技によっていろいろな場面を設定していきます。全体の色は、黒。一度真っ赤なスカーフが首に巻かれた以外は、他の色は出てきませんでした。
 こういう舞台を観たのは初めてで、関心をいだきました。そして、リチャード。KAが始まってから彼のミュージカルを観たのはこれで3つ目。本当に感心しました。

 今日は木曜日に引き続き、友人とお母様がいらして下さいました。ショーの後にお母さまの誕生日をお祝いしながら、お食事をご一緒させて頂きました。昔の話と今の話と、楽しいひとときでした。

ノリコさん復活!

2008-10-17 | KA
 腰の調子はいいようです。フルートを回す時だけ、行きすぎないように、でも、抑え過ぎないで踊るようにしました。右腰の状態が少し悪くなりましたが、これぐらいは大丈夫です。少し伸びやかに舞えるようになり、気持ちはとても良く、舞台裏も元気に走っていました。元気に走る自分がより自分を元気にしているようで、思わず「ノリコさん復活!」と。
 キャプティビティ、一回目のショーでは、客席からケイジへ入れられた双子の男の子に向けて叫ぶ人あり。二回目のショーでは、舞台裏上の方から大きくくしゃみする人あり。ここのシーンは静かなので、どちらも劇場中に響いていました。

「ヒック!」 お酒かな

2008-10-16 | KA
「やっぱり自転車は気持ちいいね。」 
 自転車に乗らかった日々は、損をしてしまったかのようです。この季節の自転車は特に気持ち良く、気分が晴れ晴れとしてきます。
 昨日は気が狂わずに済んだと思いましたが、本当は狂っていたのかもしれません。一度狂ったら、気が確かになりました。事をもう少し冷静に見られるようになって、動かしていい部分と使うのを抑えた方がいい部分をもう少し細分できました。小さなステップも一つ加えてみました。お蔭で少しは踊っている気分になってきました。
 今日も代役が多かったです。さらに、森のシーンではファイアフライボーイは出ず。他にもこのことを気にしているアーティストはいるようでした。
 客席には、とても盛り上がっている方がいらっしゃいました。アーチャーズデンでカウンセラー役のヨークが舞台に上がっただけで叫び声が聞こえたので、はじめは彼のファンなのかと思っていました。しかし、その方はどのシーンでも叫んでいました。キャプティビティになり、その方がお座りの方向から「ヒック!」と。静かなシーンなので響きました。

 マイケル・ジャクソンさんとの面会は、こちらの提案が受け入れられなかったのか、折り返しの連絡を頂けなかったとのことでした。でも、少しずつはお会いできる方向に進んでいる気がします。

狂いそう

2008-10-15 | KA
 今日は朝から、練習をしたくなくて「先生、先生。」と話しかけてくる子供や、痛くないおなかを抱えて保健室へ来る子供や、「水を飲んではいけない。」と言われているところを顔を洗いながら水を口に含ませる子供などが次々に頭に出てきました。
 そして、一回目のショーの途中から、私は狂いそうになってきました。身体を使い切れない毎日は、ストレスがたまります。怠けている気さえして、このまま動きを抑えていたら、今度は狂ってショーが出来なくなるかもしれないと思いました。治ってきているところなのだから無理をしてはいけない、と言い聞かせても、言うことを聞かないようになってきました。私は我慢強い人だと思っていましたが、そうではないようです。
 ショーの中で走れるようになってきたのだから、普通に歩くのはいいはずです。たくさん歩いて、汗をかいたらすっきりするだろうか。車で通うのももう限界。明日は自転車。絶対に自転車。
 この状態をどうしたらいいだろう、と考えながら二回目のショーをしているところに、アーティストの会話が耳に入ってきました。それは、興味深い話で、身体が弾みました。
 お蔭で、身体は少し大きめに動いてしまいました。気分はいいです。お腹もすきました。そして、狂わずに済みました。でも、明日のことは分かりません…。

新しい週の始まり

2008-10-14 | KA
 新しいスカートの試着がありました。前々から、どうして“オビ”と呼ばれるウエストの部分には、こんなに硬い芯が入っているのかと思っておりました。その上伸縮性もないので、とても踊りにくいのです。新しいスカートは、“オビ”の部分の芯がだいぶ薄くなっていました。そして、軽くなりました。試しに古いスカートと新しいスカートを着けて、それぞれのウエストを測ってみると3センチも違いがありました。
 試着するときに着けた衣装の上部、いつも使っているものですが、「この前、客席から観て思ったのだけれども、何でこんな状態ものを着ているの。」と。こちらもようやく新しくして下さるようです。新しいものを身に着け、気分を改めていけそうです。

 マイケル・ジャクソンさんと、木曜日にお会いできるかもしれないことになりました。あちらの方が迎えに来て、でも、そこに一人でノリコを乗せるのは心配なので、さらにその車に乗ることも心配なので、お迎えの車の後ろに、こちらの車をつけるようにするとのことでした。場所は分からない、ということで、それも心配なのでしょう。どうなることでしょうか。

 今日の配役は、なんと、黄色い人ことカウンセラーも、青い髪の人ことカウンセラーの息子も、そしてクレベーフ本役のジェスターも代役でした…。火曜日の配役はいいことが多いのですが、本日はその例ならず…。

 直線だけではない動きが出来るようになってきました。でも、痛くない状態から少し痛い状態になったのではなく、痛い状態から動くようになっていることを、良く言い聞かせて動くようにしました。
 舞台に立っていると、「ノリコさん、舞台で子供みたいだった。」という未唯さんの言葉を思い出しました。そして、もう一度嬉しくなりました。

 ネバダバレエとの企画のスケジュールが届きました。来週からほぼ毎日の練習…。
 先週と今週全く練習がなかったのは、今週末にネバダバレエで『ジゼル』の公演があるからなのでしょう。そして来週から練習を詰めてするのは、毎日ショーがある私達にとっては大変なことです。KAとの関係で練習に出られない日があるので、振付家にそれを伝えました。腰のこともあります。もしかしたらこの企画から抜けなくてはいけないかもしれません。

ウエンディ先生

2008-10-13 | 日記
 先日久しぶりに友人に会うと、彼女はピラーティスを始めたといい、詳しく聞くと同じスタジオ、同じ先生でした。
 そのことを知ってから、初めてピラーティスへ行きました。ドアを開けて、先生に挨拶をしたところで、先生は友人と私の話をしたということを察しました。
 腰のことを考えて、今日はゆっくりとストレッチをしながら、運動している方々を観察しました。
 そのうちに、手が空いた先生がいらっしゃいました。そして、友人が私の身元を話したことも察しました。それまで先生は、この人はダンスをしている人だろう、ということぐらいに私を見ていて、名前もいつも忘れてられて、一年以上を過ごしていました。私はそれで心地よく、のんびりとピラーティスをしながら、先生と過ごしていました。
 私の友人は、いつものように大袈裟に私のことを話したのではないかと思われます。でも先生は、少しうつむいて微笑んだとき以外は、いつもと変わらず、私もいつもと変わらず少しボーっとした感じでスタジオで時を過ごしました。
 ここに通うことも、数えるほどになりました。

素敵なこと3つ

2008-10-12 | 日記
 シンクロナイズドスイミングのUSマスターズ、チームを観に行きました。会場となるプールは外。今日は気温が低い上に風がビュービュー吹いていて、厚手のコートにブーツという人さえいました。スイマーたちは水から上がるとブルブル震えていて本当に寒そうでした。
 席を探していると、“O”に出演している美穂さんと美佳さんにお会いしました。昨日のデュエットでは姉妹で出場し、優勝されたそうです。今日はビデオ班に徹すると張り切っていました。
 彼女達のお蔭で、思いがけず正面の席に座ることができ、初のシンクロ観戦が始まりました。始めの方のチームは、大人になってからシンクロを始めた方が出場されているのかしら、という感じでした。でもよく考えると、私はそういう動きもできないわけですから、凄いことです。そして、つま先はシンクロらしくきれいでした。
 佳奈子さん達のチームは、始まりのポーズからして全く違いました。そして、佳奈子さんが水に浮かんだ白鳥のようなポーズで宙を舞い、ダイナミックに演技は始まり、観客を惹きつけました。全体のラインも身体のラインももちろんピッタリと揃っていて、静と動あり、強弱あり、そして表現されるものあり。最後まで観客の心を離さず、本当に素晴らしく、シンクロって素敵なものなのだと気付かされました。
 いつもふんわりとした感じの佳奈子さんとは違った、凛々しい彼女の姿もとても素敵で、木曜日に佳奈子さんのソロの演技を観られなかったことが悔やまれました。

 約束通り、未唯さんとお会いすることができました。イタリアンレストランで、お食事をしながらお会いしました。昨年KAをご覧になったすぐ後に『情熱大陸』があり、それもご覧下さったそうです。だから私の“未唯さんはピンクレディのミイさん”という乏しい認識より、未唯さんが私のことをもっと知っていらっしゃるようでした。
 食事の日時を決める時からとても気さくにして下さって、お会いしてからもいろいろと話をして下さって、楽しいひとときを過ごすことができました。そして、1月に行われるという、欽ちゃんこと萩本欽一さんとの舞台のことも教えて下さいました。もしかすると、またお会いできるかもしれません。こんなことになるとは、ピンクレディのカセットテープを切れるまで聴いていた時代には想像もできなかったことです。
 さらに、“未唯さん”の最新のアルバムをお持ち下さいました。そして、ご自身で考えたというジャケットとなっているロゴに、その場でサインもして下さいました。
 「KAは大好きな作品!」と私の台帳に記して下さった未唯さんと、きっとまたお会いできることと楽しみにしています。

 『Jersey Boys』を観に行きました。未唯さん達とくつろいでお話をしていたので、駆け込みでしたが何とか間に合いました。
 『ジャージーボーイズ』はフォーシーズンズの4人の出会いの頃からの活動、活躍を、彼らの曲を交えてミュージカルにしたものです。私はフォーシーズンズと言われてもピンとこなかったのですが、ショーを観ていると、聴いたことのある曲が何曲もありました。
 舞台は大きく転換することはないのですが、小道具などが見事に入れ替わり、場面を作ります。こういう舞台は役者さん達の腕に掛かっているところが本当に大きいと思います。そして彼らは洗練されていてとても素敵なショーでした。

 素敵なこと3つ。贅沢な一日でした。