本日は、強い陽射しが降り注ぐ暑い一日になりそうです。
銀花ギャラリーは、杉崎良子 東影智裕 二人展の最終日。
16:00まで開催していますので、まだご覧になっていない方は是非。
先日の旅のご紹介は、まだ中盤(初日)です。
余部鉄橋を通り過ぎ、海の近くで訪れたのは、型染作家の寺口啓子さん。
残念ながらお留守でしたが、生活の中にある、型染作品があまりにも素敵だったので、確認も取らず勝手に一枚。
後ほど電話でお話したら「日中は家に居ない事が多いのよ」と言われましたが
それでも この丁寧な暮らしにビックリです。
先日の政斗さんといい見習わなくてはです。
寺口さんの住まいを後にし県境を超え鳥取県に入り、山陰本線のトンネルをくぐり辿り着いた牧谷窯は、半開きのシャッターの向こうから聴こえてくる音楽が、穏やかな山陰の波音のようでした。
牧谷窯 杉本義訓(よしのり)さんの工房では、まもなく窯焚きの予定で、現在は釉掛けの仕事をメインに、忙しそうにしていました。
杉本さんは、近年 練り込みのうつわを中心に作陶しています。
あるぴいの銀花ギャラリーでは、9年前から作品を展示させていただいているのですが、以前は轆轤の仕事が多かったのですが、たたら作りの作品も作られておりました。9年の間に出会いや別れ、いろんな思いが重なって、現在の練り込みの仕事になったのです。
素焼きや釉がかかっているモノが多いので、実際の作品をご覧になった事が無い方はコチラを ○ ご覧下さい。
今は、販売できない割れのある作品たちですが、いつの日か素敵に仕上がり
皆様に見てもらえる予定の器たち。
圧のバランスが難しい、生地の寝かせ。
轆轤は蹴轆轤(けろくろ:電動ではなく足で蹴って回す轆轤です)。口縁の削りに使われる事が多いようですが、杉本さんの轆轤仕事、好きなんですよね。
写真嫌いの杉本さん。後ろ姿で勘弁して~!
いやいや、勘弁しませんよ。
窯の前で、やっと捉えました。
窯の前にも釉掛けが済んだ作品が並びます。
ん!
轆轤仕事の皿を発見!
杉本さん、轆轤回してるんじゃないですか!「それは、素敵屋さん注文のデザート皿ですよ」
思いがけず、アルピーノ村に来るうつわに出会ってしまいました。
練り込みの花器。
無事に焼成してほしいですね。
波を待つサーフボード
あれ、脱線してしまいましたが、杉本さんはサーファーでもあるんです。
駆け足で紹介してもらった牧谷窯を、その時と同じような感じで紹介しました。
バタバタな旅の様子が伝わるでしょうかね。
再会を約束し、窯を後にしました。
杉本さん これからも「らしい」うつわを待っていますよ。
夕暮れの鳥取砂丘に立ち寄り、山陰を抜けました。
自然も人もとっても豊かな鳥取県。
是非 一度訪ねて下さい。