はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

Radeon Vega Frontier Edition  VS  Geforce GTX 1080 (無印)

2017-07-22 16:36:32 | モニター・ディスプレ...

暑いですね、皆さん熱中症にはお気を付けください。
軽い頭痛で熱中症になっちゃってたりするはぴです。


今回Radeon Vega Frontier Editionの基礎体力を調べてみることにしました。
下馬評でもライバルを脅かすような性能ではないVegaアーキテクチャです。
まもなく登場のRadeon Vega RXはVegaアーキテクチャを使用していることから似たような性格となるグラフィックスカードでしょう。

なにか一つでも良い点があるかどうかそれだけでも探してみたいです。


比較対象となる、Geforce GTX 1080(無印)を動作させているRyzen 3.8GHz OCマシン。




測定結果の前にRyzenをOCしてますのでご了承ください。
メモリに関しまして試行錯誤していました++;
なかなか思うように回らなくAGESA 1.0.0.6対応のBIOS更新など行いながら一旦納得することに。

Ai Overclock Tunerを「D.O.C.P.Standard」
CPU Ryzen 1800X → 38倍の3.8GHzにOC
メモリ回り
  DDR4-2933MHzで起動成功。
  DRAM Voltageを1.375Vに設定
  CPU SOC Voltageを1.16250Vに設定


このOC設定を行ったRyzenシステムでRadeon Vega Frontier EditionとGeforce GTX 1080(無印)を比較測定しました。




Ryzenシステムでは、DDR4メモリ周りのチューニングが難しいです。
そもそも、高速DDR4メモリは、2スロットでの動作が前提だったりしていますので、








Radeon Vega Frontier Edition(Ryzen 3.8GHz DDR4 2933MHz)

3DMark Fire Strike 15931





Radeon Vega Frontier Edition(Ryzen 3.8GHz DDR4 2933MHz)

3DMark Fire Strike Ultra 4888





Radeon Vega Frontier Edition(Ryzen 3.8GHz DDR4 2933MHz)

3DMark Time Spy 6729





Geforce GTX 1080(無印) (Ryzen 3.8GHz DDR4 2933MHz)

3DMark Fire Strike 17001





Geforce GTX 1080(無印) (Ryzen 3.8GHz DDR4 2933MHz)

3DMark Fire Strike Ultra 5192






Geforce GTX 1080(無印) (Ryzen 3.8GHz DDR4 2933MHz)

3DMark Time Spy 7292





ええと、Radeon Vega Frontier EditionとGeforce GTX 1080(無印)の対決でした。

Geforce GTX 1080(無印)の方が性能良いっす・・・^^;

う~ん、これは、この出来はどうなんでしょう。
グラフィックスドライバの最適化もこれから行われてくるのでしょうが、Geforce GTX 1080と同クラスのグラフィックスカードといったところでしょうか。

3DMarkベンチを実行中には、Radeon Vega Frontier Editionの排熱は熱くなります;;
拡張スロットのブラケットは触るのはちょっと躊躇するくらいには熱くなります。

R9 Furyシリーズを彷彿とさせる消費電力と排熱です・・・





消費電力もRadeon Vega Frontier Editionの方が負荷時で150W程度高い><
RyzenシステムはOCしていますが、その環境でグラボの違いで150W程度の差がつきます**;

半導体プロセスも進んだことだし、消費電力の改善は出来なかったのでしょうか^^;
Vegaコアクロックが1600MHzと高めなので、これを低く抑えれば消費電力は下がるでしょうけれど、性能も下がる・・・






情報によるとROP数が64個とGeforce GTX 1080と同じく、Geforce GTX 1080 Tiの88個やTITAN Xpの96個に比べても少ないため性能に影響を及ぼしているとのことらしいです。

グラフィックスカードに関してはnVIDIAにまだまだ対抗できません><;



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
製品名も比較対象も (LGA774)
2017-07-29 21:03:52
てか、製品名も比較対象も違う様な(神の棒読)

そもそもこの Radeon Vega Frontier Edition、本来であれば Radeon Pro Vega とでも名乗るべき筈だった(一説ではコンシューマー製品向けの最適化が第 2 四半期中に終わらない事が決定的になり、株主対策の辻褄合わせに急遽でっち上げられた急造仕様の代物で、Radeon Pro と名乗るべきを名乗れなかったのもそこが原因らしい)製品で、それを考えると競合製品はコンシューマー製品では無くて Quadro P6000、100 歩譲って TITAN Xp(Tesla はまた別の用途向けなので違うと思われる)と云う所では?
もっとも、クリエイター向け同士での比較でも下位モデルの Quadro P4000(GeForce GTX 1070 相当?)を上回る程度に留まるとも言われていてはなから勝てる気がしない事に変わりは無いのですが。

こうなって来ると次の Navi が来るまでエンスー向けは R9 Fury/Nano シリーズ、ハイエンドも R9 390X が続投と云う事になってしまいますけど(RX 580?あれはミドルレンジ、精々アッパーミドル迄なので・・・)、これらってとっくに戦力外なんですよねぇ。
更に気がかりなのが APU で、RYZEN APU に使われる予定の Raven Ridge の GPU、あれも Vega って言われてますよね。(当初は Polaris の予定でしたけど Zen が遅くなり過ぎていつの間にやら変更されていた)
スケジュール上はモバイル向けが先行すると言われていましたけど(今は後付でデスクトップ向けもさほど遅れずに投入するとか言い出したけど、噂では RYZEN 3 では無く RYZEN 5 としての登場になるらしく、どうなる事やら)、これ程までの爆熱 GPU を統合してタダで済むとは思えないですよね。

くわばら、くわばら。
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