はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

Raven RidgeなRyzen 5 2400Gを弄ってました・・・

2018-03-10 15:47:02 | AMD APU関連

みなさんご無沙汰しております。はぴです。
3月にもなり陽ざしに暖かみが感じられる季節になってきましたが、風はまだまだ冷たいです;;

放置中で大変申し訳ございません、ブログにはアップできていませんがいろいろ楽しませておりました。

Ryzen 5 2400G(Raven Ridge)!
AMDの自慢のシリーズ?でもあるAPUの新作が登場したんですよね。
私も手に入れて仕事の合間をみて弄りつつありました。


写真はAsRock X370 Gaming ITX/ACにて動作検証中の真っ最中~

トラブルとしては、Ryzen 5 2400Gに対応するBIOSが4.40でアップされているんですが、スイッチを押しても起動しないという症状が発生していました。
この症状が発生するとA12-9800など元のAPUに戻しても起動しなくなるというなんか致命的な症状が発生・・・
・・・その都度もう一枚もっているX370 Gaming ITX/ACのBIOS ROMを使用して復旧するという裏技で乗り切っていました><(なかったらメーカーに修理対応するところです;;)

現在のところベータBIOS 4.43を使用しています。
こちらのバージョンのBIOSでは正常に起動しております。





やはり出たばかりのRaven RidgeなAPUはどこか不安定なところがあるようですね。
AMDお得意のcTDP(Configurable TDP)も65W、45W、35Wの3種類の設定がX370 Gaming ITX/ACマザーでは設定することが出来ますが、65Wと45Wの設定ではそれほど大きな差が出ません。
35Wの設定で90W強の消費電力値となっていますが、A12-9800Eのような70W程度の消費電力には設定を弄る必要があります。

とはいえ新しいAPUはZENコアを搭載していてとても心躍るものに仕上がっています。



AsRock X370 Gaming-ITX/ACではRaven Ridge対応のBIOSに更新する前にブリッジBIOSと呼ばれるバージョン3.6に一度アップデートする必要があります。
もちろんこの3.6以前のバージョンのBIOSではRaven RidgeなAPUは認識されず起動もされません。





Raven RidgeはDDR4-2933までコントローラーが対応しているようです。
今回は、DDR4-2666で安定動作を目指しました。

内蔵グラフィックスはVegaコアをついに搭載!!!





CPU-Z付属のCPUベンチマークを計測してみました。
Bulldozer系列のA10-7850Kよりも大幅にCPU性能は向上しております。
シングルスレッドの性能も倍になっています。



個人的に気になるのは「Ultra HD Blu-ray」への対応でもあります。
4K HDRという機能が搭載されたテレビ・モニターもだいぶ出始めてきたことでもありますし、Intel製品で実現されているビデオ環境がAMD環境でも可能になるかどうか楽しみでもあります。

そのための確認ツールとして「Ultra HD Blu-ray Advisor」なるものが出回っているのですがその結果はこちら。
AMD環境としては「HEVC-10ビット/AVCコーデック(GPU)」なる項目が対応されたのみでした。
Intel SGXテクノロジーは無理ですね。
しかしこれに似た機能としてSME (Secure Memory Encryption)とSEV (Secure Encrypted Virtualization)というものが搭載されているようです。
これを利用した機能がAMD環境にも搭載される可能性はありますので楽しみです。

HDCP 2.2や高度な保護オーディオ/ビデオパスはSGXテクノロジーも含めてマザーボードの対応も必要でしょうから現在販売されているAM4マザーボードではHDMI 2.0対応も含めて不可能のようですね。
もうすぐ発表のあるX470マザーボードでは対応されてくるのでしょうか?




Windows 10では、HDR機能がオンにできます。
当然ながら現在のAM4マザーではHDMI 1.4規格上での対応ではあります。




モニタのリフレッシュレートも60Hzになるようです。
がRadeonでのHDMI 1.4ベースのHDR出力はフルHD(1080p)でのHDR出力らしいのです。





ちなみにPolarisアーキテクチャのRadeon RX 460ですと「Ultra HD Blu-ray Advisor」はこんな結果になります。

単体グラフィックスカードだけにHDCP 2.2(GPU/ディスプレイ)対応になります。




一世代前のBristol Ridge APU A12-9800Eだと「Ultra HD Blu-ray Advisor」はこのような結果に

全滅な項目・・・
もっともA12-9800Eに搭載されているGPUコアはR7グラフィックスと呼ばれることからVolcanic Islands世代の28nm GCNとなります。
Polaris世代のRX4xx、RX5xx世代よりも前のGPUコアです。
Carrizoコアの焼き直しとも言われていますがHEVCコーデックにもハードウェアとしては未対応みたいですね。



当然のことながらHDR機能も未対応。
当然ですよね。



現状のAM4マザーはHDMI 2.0対応のものもあるようですが、基本的にHDMI 1.4までの対応になっています。
Ryzen 5 2400GはおそらくHDMI 2.0(b)にも対応すると思われますのでHDMI 2.0(b)にもその周辺回路にも対応したAM4マザーが出てほしいものです。

次期マザーX470・B450を搭載したAM4マザーなら対応しそうですね。

来月のZEN+にも新AM4マザーも楽しみになっています。



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