yuki’s-Diary~エイエムエスフジイ作業日記

エイエムエス フジイです。
整備・修理作業進行状況などを不定期にご報告しています。

KAWASAKI ZRX400 FCRキャブレターセッティング。

2011-05-18 22:04:00 | 仕事日記~キャブレター取付セッティング

以前の記事は ↓ になります。

KAWASAKI ZRX400 FCRキャブレターセッティング。


作業を進めさせていただきます。

シャーシダイナモで負荷を掛けつつ燃調を確認させて頂きます。


スロー調整。

排気ガスを測定しながら、エンジンとマフラーに合うように調整を進めさせていただきます。

 


K&Nの新品エアーフィルターを装着しています。


装着中です。


FCRキャブレターのアダプター。

ZRX400オーナー様のお好みと走行シチュエーションに合わせて製作しました。


スロー調整が終わりました。



全負荷全開でテストを進めさせて頂きましたが・・・。

今回はカメラは3台で撮影しました。

車体の撮影は別のカメラな為に、後日動画をアップの予定です。

 これから全負荷全開テストで燃調の確認作業を進めさせて頂きます。

最初はリアタイヤが硬化しているので、スリップをしてしまいましたが・・・。

その後、全負荷アクセル全開テストを進めさせて頂きました。

(動画の音がかなり大きいのでボリュームにお気をつけ下さい)

ZRX400に合わせて負荷を後輪に掛けてレッドゾーンまでの燃調が確認できました。



タイヤがスリップしているのでパワーを正確に測れていないのでグラフは目安な感じです。

赤いラインのトルクのカーブはマフラーの特性です。

トルクカーブを拝見した印象はフラットトルクで乗りやすい車両な印象です。


バッチリです!!

 


今回交換した、FCRキャブレターの部品とセッティングパーツ。

 

これから試乗に行ってきます~★

 

今回のシャーシダイナモのテストで、ミッションに問題が見つかりました。

ご来店の際に、オーナー様にお話をさせて頂きましたが・・・。

早めのミッションメンテナンスをお勧めさせて頂きます。


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KAWASAKI ZRX400 FCRキャブレターセッティング。

2011-05-18 20:14:11 | 仕事日記~キャブレター取付セッティング

以前の記事は ↓ になります。

KAWASAKI ZRX400 FCRキャブレターセッティング。


FCRキャブレターのセッティング作業を進めさせて頂きました。


オーナーさまから少し前にFCRキャブレターをオーバーホールしてあるとお伺いしていましたが・・・。

念のために、分解して確認作業を進めさせて頂いています。


内部を点検中です。

確認させて頂いた所・・・。

内部のネジが外れてスライドバルブに落ちていたり、他にもネジが緩んでいました。

かなり危ない状態だったそうです。

  ↓ ここのネジが緩んでいたり・・・ネジがなかったりだったそうです。


フロートも確認と調整作業を進めさせて頂きました。

 

確認させて頂いた所・・・パッキンに不良がありました。


  

 

 

新品に交換をさせて頂きます。

 

オーナーさまのお好みに合うようにFCRキャブレターの部品を加工させて頂きました。


 

プラグを交換中です。

 

アクセルワイヤーの補修も終わりました。

 

 

いよいよエンジンを始動させて頂きます。

  


エンジン始動して、FCRキャブレターの同調とスローを調整させて頂きます。

 

調整中です。


 

いよいよシャーシダイナモで燃調の確認とセッティング作業を進めさせて頂きます。

つづく~★


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BMW よもやま話。~ミッション編

2011-05-18 00:06:55 | BMW よもやま話し。


下記でもミッションについて書かせて頂きましたが。

ミッションメンテナンス

BMW よもやま話し10~ミッション編。

BMW よもやま話し-9~ミッション編。


繰り返しの記載で恐縮ですが・・・。

ミッションのギアに問題があったR80G/Sの整備を進めさせて頂いているので

今回も再び書かせていただきます。

 過去の作業例。  ( ↓ クリック頂くと過去の記事が見られます)

シム調整の不足での不良となったと思われる車両。

ミッションbearingの交換ミスで不良になったと思われる車両。

メンテナンスを行った為にギア稼動部が不良になったと思われる車両。

走行のシチュエーションとオイルの銘柄・交換サイクルが合っていなかったと思われる車両。

 

原因はそれぞれなのですが・・・上記の過去の作業例の車両は金属疲労によるピッチング進行と

ギアの焼き付き・内部のパーツが削れた車両です。

内部のパーツに問題がある場合、ミッションのドレンに鉄粉が付着しています。

    

 

   

削れたシフトフォーク

これらのギアや部品を使用し続けた場合、金属疲労が増し内部パーツの破損・ギアの歯欠けに進行してしまいます。


 ↓ ピッチング進行等でミッションドレンに鉄粉が付着していた例 ↓ (ミッション内部が重症だったドレン一例


    

 

<!caution!>

◆ミッションドレンから出る鉄粉は確率高くミッションに問題があると思われます。

ミッションはミッションのみの構造なので、ミッションドレンに付着している鉄粉はミッション内部の異常を示します。

オイル交換の際にオイルの量や汚れ、そして鉄粉などの異物の点検して、ミッションの状態を確認してください。

ミッションドレンに鉄粉が目視で多く確認出来る&綿帽子のように多く付着した状態は

ミッション内部の状態が 【かなり悪い】とお考えいただいた方が良いと思います。

先代藤井吉守はドレンから鉄粉が出たら早々にメンテナンスを検討した方が安全運行に繋がると常々言っていました。

ミッション系や駆動系のドラブルはクラッチの後ろ側なので、握って切ってもスムーズに止まる事が出来ません

 

◆ミッションの状況を推測する方法は・・・◆

1)ミッションの作動のタッチが悪い(ギアの入りが悪い・ギア抜け、シフトの動きが渋い)

2)ミッションのドレンに鉄粉が付着する(鉄粉は出ないのが通常)

3)動作不良によって乗っていて微振動が多くなった(エンジン部からではない振動)

4)ミッションや後ろから異音が出るようになった(色んな音があるので要点検) 

上記の症状が出た場合  【乗ることなく】 早めにメンテナンスをご検討下さい。

ミッションの点検は車検整備などで簡易に点検でき事なので、詳しい事はお近くのバイク屋さんや

いつも経過を見てもらっているBMWのディーラさんでご相談してみて下さいネ。 


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