思考の器が大きな人が一番遠くまで行く

今日は町村週報のコラムからご紹介します。

筑波大学名誉教授の村上 和雄さんの「思考の器が大きな

人が一番遠くまで行く」というコラムです。

 

　日本で最初にノーベル賞を受けた湯川秀樹先生は、世界的な

名声を得た以降も、ご自分の「凡才」ぶりに悩んでいたそうです。

　私の恩師の一人で、京都大学の学長も務めた平澤興先生が、

親友の間柄であった湯川先生に「私は頭の回転が遅くて困って

いる」と打ち明けると、湯川先生は「私はあなた以上にそのことで

困っています」とこぼされた。

（中略）

　しかし、お二人の頭脳は鈍いかも知れないが、その分「大きくて

深い」のです。速やかに一直線に解答にたどり着く、そういう秀才

的かしこさには欠けていても、大きな回路をたどりながら、根っこ

からさらうように深く物事を考える力が人並み外れていた。いわば

思考の器が大きい「大鈍才」なのです。

（中略）

　安っぽくものごとを考えず、早わかりしない。鈍で重だが、深く

大きく思考する。そうした人が遠回りしながらも確かな成果をあげ、

時間はかかるけれど、一番遠くまで行くのは、科学の世界に限らず

決して珍しいことではありません。

　格言にもあるとおり、ゆっくり行く人が一番遠くまで行くのです。

豪雪警戒部を解散

昨日は公務が終わった後、久しぶりに近所の雄物川の

堤防を1時間程ウォーキングして汗を流しました。

近所の家の軒先にクロッカスが鮮やかに咲いていたので

写真をパチリ。

 

今年は予算に全町花壇コンクールの予算を組みました。

これまでも、老人クラブや学校などで花壇作りを行って

きましたが、今年からコンクールにし、最優秀賞には

5万円の賞金を上げることにしました。

今年の7月まで参加を募り、11月に審査して賞を決めます

のでどしどし応募して下さい。

全県の花壇コンクールにも応募します。

 

ところで、今日の課所長会議で、１月１４日に設置した豪雪

警戒部を解散することにしました。

今年の最高積雪深は、役場周辺で１月２３日の１６０ｃｍ、

田代で３月２３日の２４６ｃｍ、上仙道で同日の２７６ｃｍと

昨年並みか少ない位で終わりました。

 

雪による被害は亡くなった方が１名、重軽傷者が３名、小屋の

倒壊が１件、農業被害は現在集計中ですが、道路の通行止めも

七曲峠が一時止まった程度で最小限で終わりました。

除雪費は２億３千万円で、昨年より１千万円少なく済みました。

 

毎年のように豪雪が続くこの頃の気象ですが、住民の皆様の

ご協力もあって何とか厳しい冬を乗り切ることができました。

冬が厳しければ厳しいほど春を待つ心が弾みます！！

 

 

 

 

土日は行事が目白押し

今朝ウグイスの初音を聞きました。

毎年忘れず今時分にやって来て、きれいな鳴き声を

聞かせてくれ,そろそろ水稲の種まきだなと教えてくれます。

ツバメもやって来て、いよいよ桜の季節到来ですね。

 

この時期土日は行事が目白押しです。

 まず土曜日は秋田市で中泉参院議員の政治パーティー。

林農水大臣が来県し、農業団体や自治体関係者とも懇談しました。

ただ、焦点のＴＰＰ交渉については明言を避けました。

そして、日曜の今日は、町内でＴＰＰ反対の集会が開かれました。

秋田県立大の長濱教授が、ＴＰＰ反対の立場から講演して、

オバマ大統領来日で山場を迎えるＴＰＰ交渉に反対して

いくことを決議しました。

また、午前中には「三輪女子綱引きチーム」のスポーツ賞受賞を

祝う会がコプ二巨福で開かれました。

三輪女子綱引きチームはこれまで、県綱引き選手権１２連覇、東

日本綱引き選手権準優勝など輝かしい成績を誇る県内屈指の

強豪チームです。

羽後町が県内でも綱引きの盛んな町として評価されているのは

彼女たちの頑張りによるところが大です。

 

また、美里音では黒沢着物教室の「着物ショー」が開かれており、

ステージであいさつしてきました。

子どもからご年配の方まで、出演者は綺麗に着飾って次々に

ステージに登場し、会場の人々はその姿に見入っていました。

また今年は新しい趣向で、国際教養大の留学生男女８人が参加し

ゆかたを着てステージに登場し盛んな拍手を浴びていました。

今回も休みなしの土日でした。

 

春本番、消費税アップを実感

いよいよ春本番。朝から強い西風が吹き抜けています。

これも早春特有の現象で、この辺では鳥海下ろしとも

言います。

近くの畑では「ソラマメ」の定植が行われていました。

育苗用のハウスで、今か今かと畑への定植を待っていた

苗が、春の風に吹かれて気持ち良さそうでした。

ソラマメは寒さに強く、仮に雪が降っても枯れません。

今後順調に生育すると６月中旬には、大きなさやに入った

ソラマメが採れます。

 

久しぶりに買い物に出かけたら、スーパーの表示が外税表示に

なっており、いつもは１００円でできたワイシャツの洗濯が１０８円

になっており、消費税増税を実感しました。

 

買い物客の数はいつも通りでしたが、やはり消費税増税を実感

しているのではないでしょうか。

でも、毎日食べる食料品は買わないわけにはいきませんね。

 

 

 

 

 

パルシステム・秋田南部圏 食と農推進協議会

 昨日は横手市のふるさと農協のシャイニーパレスで、首都圏の

生協であるパルシステムと県南の市町村や農協で組織する

協議会（会長　岩井川ＪＡこまち組合長）の総会が開かれました。

 

パルシステムは首都圏で組合員が１００万人を超える日本最大の

生協で、９年前から米を中心にリンゴや青果物などを取引しています。

総会の後は、全国農協中央会の金井農業対策部長の講演が

あり、ＴＰＰ交渉などのホットな情勢の話を聞き勉強になりました。

懇親会では、湯沢市の酒米研究会が作った純米吟醸酒の

夢飛翔というお酒をいただきました。

フルーティで美味しいお酒でした。

この酒はＪＡこまちでしか扱っておらず、一般の酒屋さんでは

買えません。

これ一本（４合）で値段がなんと１０００円！！

美味しさと値段で二度びっくり。

 

パルシステム東京の野々山理事長とパルシステム千葉の

佐々木理事長は昨年羽後町役場を訪れていただき、盆踊り

のお話で盛り上がりました。

 

羽後町の米も販売してもらっており、今後の末永いお付き合

いを確認しました。

 

 

 

新人消防職員

昨日は、湯沢雄勝広域市町村圏組合の歓送迎会が行われ、

今年退職された消防幹部や新たに採用された消防職員などが

出席して、それぞれの門出を祝いました。

今年の新規採用は８人で、そのうち２人は女性消防職員です。

現在女性消防職員は１人だけで、ようやく３人になり、男社会

の職場が少し華やかになりそうです。

 

一人ひとり檀上で決意表明しましたが、緊張感の中にも新たな

風が吹き抜けるようなさわやかさを感じました。

消防の現場は厳しいものですが、ぜひ頑張って任務を果たして

ほしいものです。

 

 

 

 

 

 

積雪ゼロ

今朝の自宅周辺の様子です。

雲一つなく晴れ渡った青空と、放射冷却で霜が降りたせいか、

ピンと張りつめた空気がさわやかでした。

 

長かった冬にもいよいよ別れを告げ、本格的な春の訪れです。

役場で観測している積雪も今日で西馬音内観測地が積雪ゼロ

になりました。

昨年より１日遅れですが、順調に雪消えが進んでいるようです。

まもなく露地物のソラマメやスイカの定植が始まり、水稲の種まき

など農作業も本格化します。

 

役場でも新年度がスタートし、１年間の仕事でたまった不要な

書類などの整理が進んでおり、地下の廊下にはこのように

書類の山が出来ています。

ペーパーレスはなかなか進みません。

 

入学式

今日は町内９つの小中学校と羽後高校の入学式が一斉に

行われ、私は羽後高校の入学式に出席してきました。

今年の新入生は８０人で、定員の９５名からすると少しさみしい

結果になっています。

式では、田畑校長先生の式辞やＰＴＡ会長の祝辞に続いて

生徒会長の阿部こうじ君が歓迎のことばを述べました。

 

阿部君は、巻紙の原稿を用意してはおりましたが、ほとんど

見ることはなくすらすらと新入生に語りかけていました。

「小さくてもキラリと輝く学校にしたい」と決意を述べ、大きな

拍手を頂いていました。

 

私も様々な式に参加していますが、長い文章をこれだけ立派に

暗唱できる生徒はめったにいません。

頭の良さとしっかりと準備したことがうかがえて感心させら

れました。

今年もぜひキラリと輝く学校づくりの先頭に立って頑張って

ほしいと思います。

 

 

全面広告

暖かい陽気に誘われて、孫たちは花見に出かけたようです。

次男の遼太も少しずつ保育園に慣れてきたようです。

私もすっかり「じじ馬鹿」で、写真を見てはニヤニヤしています。

 

昨日の朝日新聞朝刊の別刷り「ＧＬＯＢＥ」に、このような全面

広告が載りました。

この時計は、羽後町に本社がある「協和精工（株）」が製造

販売している手作り時計の「ＭＩＮＡＳＥ」というブランドです。

 

私もこの時計を持っていますが、従業員１００人にも満たない

小さな会社が、全国紙に全面広告を打ったことは驚きです。

防火週間

朝7時に突然サイレンが鳴り出しました。

今日から春の防火週間が始まりました。

午前中は西馬音内地区で消防駆け付け訓練が行なわれ、

町部の消防分団や羽後分署の消防ポンプが、中央公民館

や西馬音内保育園に向けて一斉に放水して、消火訓練を

実施しました。

 

今年は既に2件の住宅火災が発生しており、こうした訓練が

有事の際に役立ちます。

 

 

新任教職員あいさつ会

今春の人事異動で羽後町に赴任された教職員の合同あいさつ

会が開かれ、新任の先生など約４０人が出席して顔合わせを

行いました。

 

これからの２年間は、羽後町にとって学校統合に向けて大事な

期間なので、子どもたちがしっかり対応できるようにお願いしました。

 

国では、戦後教育をを支えてきた教委制度を大きく転換する、

制度改革を国会に提出しました。

首長の権限を強める制度改正ですが、政治的中立をいかに確保

するかが課題です。

わが町では、町当局と教委との関係は極めて良好であり、制度

改正があっても問題になるようなことはないと思います

 

夜には工業クラブの４０周年記念式典が行われ、阿部功

会長から、今後も町発展のために尽力することが誓われました。

生き方のメッセージ

 

毎週届く、全国町村会発行の「町村週報」の表紙コラムが気

に入っています。

今回はＮＨＫキャスターの加賀美　幸子さんの「生き方のメッ

セージ」という文章なので、抜粋してお届けします。

 

　若い頃は、外から促されて勉強することが多いけれど、

年を重ねると、自分の内側から、勉強をしたい・してみたい

・・・・という欲求が強くなるような気がする。

　（中略）

　帯津良一先生（ホリスティック医学の権威）との対談で

「・・・今まで出来なかった心残りの勉強をしてみたいの

ですが、この年では・・・」との私の質問に「・・・全ては考

え方次第。死んでからもずっと勉強するつもりでいれば、

いつから始めても遅いなんてことはないですよ」と。

　（中略）

　「橋のない川」（８００万部を超えるベストセラー。差別と

闘いながらたくましく成長していく子供たちの姿を描いた

長編小説）の作者、住井すゑさんは、「理想社会がたとえ、

１０００年、１億年先であっても、今日一日はそれにつなが

っているということ。だから今日は無意味ではないわけで

すね」と人々に伝え、

  (中略）

亡くなる９５歳まで書き続け、机の上には「橋のない川・第

８部」と書かれた原稿が残されていた。

　着実に人々を導く医学者と作家、お二人のメッセージは

胸に響く。しかも明るい力で後押しされる実感がある。

　いくつになろうが、いつからでも遅くはない。精神論でなく

まさに実践論、心から納得できる「生き方のメッセージ」を頂いた。

 

入園の季節

４月は入社、入学、入園の季節です。

皆さんフレッシュな気持ちで頑張ることでしょう。

職場や学校でも新人が入って、一段と活気が出ていると思います。

役場でも、先日の新人職員の辞令交付に続いて、今日は臨時職員の

仕事始めがありました。

 

我が家でも、横浜に住む孫の遼太の入園の便りが届きました。

桜の花が満開で、入園にふさわしい華やか感じが出ています。

 

孫はまだ１歳にもなりませんが、娘が今月から職場復帰するので

保育園入園が決まったようです。

 

横浜市は昨年、保育園入所待機児童ゼロを宣言しましたが、実際

希望の保育園に入園することは結構大変なようで、ゼロ歳児から

入園しないと困難なようです。

 

最初はならし保育のため短時間保育のようですが、最初はギャン泣き

して大変だと思います。

旦那さんのご両親からは、２人の健やかな成長を願って

５月人形の旗飾りが贈られてきたそうです。

 

 

 

 

 

 

八戸せんべい汁を食べました。

先日、藤沢商工会議所の新会館竣工式でお祝いの品として

「八戸せんべい汁」を戴いたので、さっそく食べてみました。

 

戴いたのはせんべいとスープの素で、中に入れる具材は自家調達

のものです。

鶏肉、きのこ（自宅で採れたつちしめじ）、ねぎ、ニンジンなどにキャベツ

を入れるのが特徴で、もちろん最後にせんべいを入れて出来上がりです。

けっこう美味しくいただきましたが、せんべいは不思議な食感です。

八戸せんべい汁はＢ１グランプリの常連で、グランプリを取ったことも

あって有名な一品です。

 

もう一つ、八戸は「さば缶」も有名で、昨年の秋に獲った秋さばの中で

選りすぐったさばを水煮にした缶詰も戴きましたが、こちらもとても

美味しかったです。

 

藤沢市でなぜ八戸市の物産か？　と不思議に思いますが、これも

東日本大震災の被災地支援の一環で、津波で大きな被害を受けた

八戸市を応援しようという意気込みを感じました。

 

祝賀会前日に関係者と懇談しましたが、今年の西馬音内盆踊りに

八戸、釜石の両商工会議所を招待することにしました。

 

新年度スタート

新年度が今日からスタートし、役場でも新採用8人(病院含む)

を始め80人近くに辞令を交付して新年度の訓示をしました。

新人同様フレッシュな気持ちで仕事に取り組むようにお願いしました。

 

玄関のパンフラワーも、チューリップにフリージアを

加えて、より春らしくなりました。

 

今日から消費税も5%から8%に上がり、昨日まで増税前の

買いだめが話題になりましたが、しばらく消費は落ち込む

ことになるのでしょうね。

 

増税分はしっかりと社会保障の充実に使われるようにして

ほしいものです。