今日は、秋田魁新報が主催する「さきがけ政経懇話会」の
県南地区4月例会が、大仙市の「フォーシーズンズ」で開かれ
聴講してきました。
今日の講師は、元外務省国際情報局長の孫崎 亨(まごさき
うける)氏で「安倍外交のこれからの課題」と題する講演でした。
時あたかも、今晩米国のオバマ大統領が国賓として来日する
ことから、日米外交と中国との関係が話の中心でした。
国賓として招かれるオバマ大統領のミシェル夫人が同行しないのは
両国関係に大きな意味があること。
尖閣諸島問題や靖国参拝など、安倍政権では右寄りの政策
が幅を利かせているが、米国は実は新しい米中関係に最大の
関心があること。
先ごろ、オランダのハーグでG20サミットが開かれていた時、
ミシェル夫人は1週間中国を訪問していたことからも、米国の
外交が対中国重視に向かっていることは隠しようがない、
など、外交の専門家らしい分析で、勉強になりました。
孫崎氏は今月「小説外務省 尖閣問題の正体」という本を
出されたので、買い求めてきました。
じっくり読んでみたいと思います。
最近はインターネットやマスコミの影響で、中国や東アジア
重視の意見が極端に少なくなったが、冷静に日本の置かれた
現状を分析して対応しないと国を誤ることを強調していました。