安藤豊ブログ【日記・活動記録・地元秋田のPRなど】

秋田県で活動中の安藤豊のブログです。日記や日々の活動記録、美しい自然に溢れる地元秋田のPRなど。HPもあります。

思考の器が大きな人が一番遠くまで行く

2014年04月15日 | Weblog

今日は町村週報のコラムからご紹介します。

筑波大学名誉教授の村上 和雄さんの「思考の器が大きな

人が一番遠くまで行く」というコラムです。

 

 日本で最初にノーベル賞を受けた湯川秀樹先生は、世界的な

名声を得た以降も、ご自分の「凡才」ぶりに悩んでいたそうです。

 私の恩師の一人で、京都大学の学長も務めた平澤興先生が、

親友の間柄であった湯川先生に「私は頭の回転が遅くて困って

いる」と打ち明けると、湯川先生は「私はあなた以上にそのことで

困っています」とこぼされた。

(中略)

 しかし、お二人の頭脳は鈍いかも知れないが、その分「大きくて

深い」のです。速やかに一直線に解答にたどり着く、そういう秀才

的かしこさには欠けていても、大きな回路をたどりながら、根っこ

からさらうように深く物事を考える力が人並み外れていた。いわば

思考の器が大きい「大鈍才」なのです。

(中略)

 安っぽくものごとを考えず、早わかりしない。鈍で重だが、深く

大きく思考する。そうした人が遠回りしながらも確かな成果をあげ、

時間はかかるけれど、一番遠くまで行くのは、科学の世界に限らず

決して珍しいことではありません。

 格言にもあるとおり、ゆっくり行く人が一番遠くまで行くのです。


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