コール・ポーターが1942年に発表したYou'd be so nice to come home to
という曲はジャズヴォーカルで必ず取り上げられる最もスタンダードな曲ですね。
たくさんの歌手が歌っていますが、やはり極め付けはエマーシー・レーベルから
リリースされたアルバム「Helen Merrill With Clifford Brown 」のヘレン・メリルの
歌でしょうね。
(ヘレン・メリルは、この写真を使われるのを嫌がったと言われています)
ジュリー・ロンドンやアニタ・オディの映像もありますが、やはり本命のヘレン・メリルを。
最近、見つけた貴重なモノクロ映像です。写りや音声はいいです。
1961年のフランスでのジャズフェス・ライブです。
若い頃のヘレン・メリルがすごくフェイクして歌ってます。
高橋真梨子さんもステージで歌ってます。2012年のコンサートのライブ映像です。
この曲の日本語タイトルが、「帰ってくれたらうれしいわ」と
なっていましたが、明らかに間違っており、今まで散々に指摘されて
いますのでジャズのお好きな人ならご存知のはず。
「あなたのもとへ帰れたら素敵なんだけど」・・・が正しい訳のようです。
では、歌詞を・・・女性歌手が歌う想定で和訳しました。
You'd be so nice to come home to
あなたがいる家に帰れたらどんなに素敵でしょう
You'd be so nice by the fire
暖炉の側にあなたがいたら嬉しいわ
While the breeze on high, sang a lullaby
風が高く舞いながら歌う子守唄を一緒に聴くのよ
You'd be all that I could desire
私が求めるものがあるとしたら、それは、あなただけ
Under stars chilled by the winter
凍える冬の星の下でも
Under an August moon burning above
八月の燃えるような月の下でも
You'd be so nice,you'd be paradise
あなたがいれば楽園になる
To come home to and love
愛するあなたがいる家に帰れるのなら
私も録音しています。はっきり言って出来がよくないです。発音もミスっているところありますし、
息継ぎができてなく苦しそうに聞こえます。少し声が重い感じがします。
でも、恥知らずなので公開しました(笑) それでも、聴いてあげようという人に感謝します。
ヘレン・メリルの画像をスライドさせています。