私は、今でもレーザーディスクで映画をよく見ています。
レーザーディスクで持っているオードリー・ヘップバーンの映画
『Funny Face』を久しぶりに見ました。
『Funny Face』の中で、ヘップバーン自身が 'S Wonderful を歌っています。
以前、私が歌って録音していたのを思い出し、You Tube にアップしました。
いつもの事ですが、たいへん下手ッピです。宜しければ見てくださいね。
映画『Funny Face』のオードリー・ヘップバーンの画像をスライドさせています。
'S Wonderful について少し。
ブロードウェイ・ミュージカルの『Funny Face』のために、ガーシュイン兄弟が
1927年に書き下ろした曲です。
オードリー・ヘップバーンが主演し同タイトル(邦題は「パリの恋人」)で1957年に
映画化された時には、ヘップバーン自身が歌いました。
ヘップバーンが、フレッド・アステアと一緒に歌っている映画のラスト・シーンです。
私は、ジャズヴォーカルでのこの曲のフェイバレットは、アニタ・オディなんです。
私が22歳の時にアメリカ・ニューヨークのジャズクラブで、この曲を歌ってと
アニタ・オディにリクエストしたら、即座に歌ってくれたのを昨日のようによく
覚えています。
次の動画の音源はアニタ・オディの絶頂期であった1957年にノーマン・グランツの
プロデュースで彼のレーベルであるヴァーブに録音したもので、バックにピアノの
オスカー・ ピーターソンとその後40年間彼女のバックをつとめたドラムの
ジョン・ポール、ギターのハーブ・エリス、 ベースのレイ・ブラウン、もう一人の
ドラマー、ミルト・ホーランドという豪華メンバーによるものです。
'S Wonderful に「They Can't Take That Away From Me」をサンドイッチさせて
歌っています。
この録音は、「Anita Sings The Most」というタイトルで全11曲がLPレコードに
収録されましたが、初版のオリジナル盤を欲しくて欲しくてたまらず、
方々探しましたが、日本では見つからず、やっとアメリカでレコードコレクター
から譲ってもらいました。今も大事にしております。
※Anita O'Dayの「Anita Sings The Most」初版レコードです。オリジナル盤はピンク色印刷です。
You Tube の動画で使用しているのは、CDのジャケットです。
'S wonderfulとは、"It's wonderful"の洒落た言い回しなんです。
~ 'S Wonderful ~
words by Ira Gershwin
music by George Gershwin
<歌詞>
'S wonderful! 'S marvelous!
You should care for me!
'S awfully nice! 'S paradise!
'S what I love to see!
You've made my life so glamorous
You can't blame me for feeling amorous.
'S wonderful! 'S marvelous!
That you should care for me!
My dear, it's four-leaf clover time
From now on my heart's working overtime.
'S wonderful! 'S marvelous !
That you should care for me!
素晴らしいわ、素敵だわ
あなたが私のことを好きだなんて!
とても素晴らしいわ 天にも昇る気持ちよ!
そうなの 見つめていたいの
あなたは、私の人生をとても魅力的にしているのよ
だから私が浮かれてるからって責めないでね!
素晴らしいわ、素敵だわ
そうよ あなたが私のことを好きだなんて!
私のいとおしい四葉のクローバーの時が始まり
このまま胸の高鳴りが止まらない
素晴らしいわ、素敵だわ
そうなのよ あなたが私のことを好きだなんて!
手前から、フレッド・アステア、真ん中 ジョージ・ガーシュイン、一番奥がアイラ・ガーシュイン
映画『Funny Face』のサウンド・トラック レコード