連日の猛暑ですが、今年の夏はオリンピックがあるため楽しみが
増えています。
私の楽しみは、ほかにもあります。洋楽好きの仲間と集まって、
ピアノを弾いてもらって歌ったり、自分でギターを弾いて歌って
もらったり歌ったり、そしてそれらを録音して動画を作る事が、
もっかの楽しみです。
そのほかには、美術館で絵画を観覧したり景色の美しいところを
カメラをもって散策する事でしょうか。好きな事(趣味)が出来る
元気な自分が幸せだと感じています。
さて、そんな休日を過ごしている私ですが、この度、たくさんの曲を
歌って録音しました。その中で、とにかく以前から歌って録音したい
曲があり、その曲を何とか歌えて動画を作れたのを喜んでいます。
自己満足の最たるものです(笑)
曲は、ジャズのセッションでもよく取り上げられている
「Stella By Starlight」(邦題『星影のステラ』)です。
1944年に公開されたアメリカのスリラー映画『呪いの家』のテーマ曲
としてビクター・ヤングが作曲したとても、古い曲です。当初は歌のない
演奏だけの曲でしたが、1946年にネッド・ワシントンが歌詞をつけました。
「ステラ」とは、映画に登場する女性の名前です。
たいへん美しい曲ですが、スリラー映画に使われたのは、意外です。
でも、その後、あまりにも良い曲なので、他の映画にも使われています。
私は、この曲を知ったのは若い頃ですが、スリラー映画とは正反対の
ジェリー・ルイス主演の1963年公開のコメディ映画「The nutty professor」
(邦題『底抜け大学教授』)でたくさんのシーンでこの曲が使われているを
見て知りました。(もちろんリバイバル上映で観たのですよ)
そして、ジャズヴォーカリストのアニタ・オディがオスカー・ピーターソンの
リズムセクションで歌うレコードを聴いて更に大好きになりました。
この曲は、現在でもジャズのインストやヴォーカルでも新たに録音されたり
している永遠のスタンダード曲になっています。
では、この曲ではありませんが、映画『底抜け大学教授』のワンシーンが
You Tube にありましたので紹介します。
風采の上がらない大学教授(ジェリー・ルイス)が、かっこいい男に変身
できる薬を作って変身して、憧れている女子生徒のステラ・ステーブンス
にジャズヴォーカリストになってピアノ弾き語りを見せるシーンです。
曲は、「That old black magic」です。
アニタ・オディの傑作アルバム「Anita Sings The Most」から
「Stella By Starlight」を。
この曲は、インストでもたくさん動画がアップされていますが、
ビル・エヴァンスの貴重なモノクロのライブ映像を。
<歌詞>
The song a robin sings,
Through years of endless springs,
The murmur of a brook at evening tide.
That ripples by a nook where two lovers hide.
A great symphonic theme,
That's Stella by starlight,
And not a dream,
My heart and I agree,
She's everything on earth to me.
The song a robin sings,
Through years of endless springs,
The murmur of a brook at evening tide.
That ripples by a nook where two lovers hide.
A great symphonic theme,
That's Stella by starlight,
And not a dream,
She's all of these and more
She's everything that you’d adore.
コマドリのさえずる歌
永遠の春を何年も重ね
黄昏どきの小川のせせらぎ
恋人達が住む隠れ家のさざめき
素敵なシンフォニーの調べ
星明かりに浮かぶステラ
夢ではない、私は心に思う
彼女こそこの世の全てだと
~ ♪ ☆彡 ♪ ~ ~ ♪ ☆彡 ♪ ~
初めてアメリカを旅行した時に、入手出来たアニタ・オディ
「Anita Sings The Most」のオリジナルLPレコード(初版盤)です。
Stella By Starlight が収録されています。現在では入手困難な
貴重なレコードになっています。