美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ “Fascination” (魅惑のワルツ)をピアノ伴奏で歌いました。

2016-10-08 | 映画音楽

オードリー・ヘプバーンとゲイリー・クーパーが主演した1957年の

アメリカ映画「昼下がりの情事(Love in the Afternoon)」。

 

その映画のテーマ曲 “Fascination” (魅惑のワルツ)を洋楽仲間が集まった

演奏会でピアノ伴奏で歌わせて頂きました。

ピアノを演奏してくださいました人が、ものすごく上手なので、私の

下手ッピなヴォーカルにうまく合わせて頂き、何とか歌えました。

ICレコーダーで録音しましたので、あまり録音状態はよくないのが、残念でした。


映画は、かなり昔の作品ですがヘプバーン主演の映画なので、ご覧に

なられた人が多いと思います。それにしても邦題の「昼下がりの情事」は

センスがないですね。「昼下がりの恋」でよかったのではと私は思いますが。

映画のストーリーを記載しておきます。

アリアーヌ(ヘプバーン)の父親は私立探偵。ある人物からの依頼でその人の

妻の浮気調査をしていた。そして、その妻がアメリカ人の大富豪である

フラナガン(ゲイリー・クーパー)と密会している所をつきとめカメラに収めた。

依頼人にその妻の浮気調査の結果を報告したら、依頼人は、今夜フラナガンを

撃つと言って立ち去る。

この会話をこっそり聞いていたアリアーヌは、音楽学校で授業を受けていても、

ただならぬ会話の内容が気になって集中できない。彼女は依頼人がフラナガンを

撃つのを防ぐために、フラナガンが泊まっているホテルの部屋へ向かう。

アリアーヌの機転により、フラナガンが撃たれるところを阻止し、フラナガンが、

アリアーヌに翌日に会ってほしいと申し入れた。

フラナガンは、世界中をビジネスで駆け回る大富豪であり女性との交遊も有名である。

フラナガンの誘いを断ったアリアーヌだったが、なぜか彼のことが気になって、

結局彼に会いに行ってしまう。子供扱いされたくないアリアーヌは恋愛経験が

豊富なようによそおう。それからは、ダンスをしたりピクニックに行ったりして

二人の間に恋愛感情が芽生える。

仕事でパリを離れるフラナガンにアリアーヌは何だかとても切ない気持ちに

なっていた。そして数ヵ月後にアリアーヌはオペラの劇場でフラナガンを見かける。

アリアーヌの事を更に深く知ろうとするフラナガンと、実は恋に奥手であることを

知られたくないアリアーヌの駆け引きの面白さ、そして優雅なテーマ曲 “Fascination”

の調べに酔いしれる映画でした。

この映画撮影の時、オードリー・ヘプバーンは28歳、ゲイリー・クーパーは56歳。

ヘプバーンは、非常に若く見えます。

 

テーマ曲 “Fascination” (魅惑のワルツ) について。

大変優雅な旋律の曲で、この映画がきっかけで世界中で大ヒットしました。

この曲は、もともと1932年、フランスのフェルモ・ダンテ・マルシッチが

作曲した「ボヘミアのワルツ」にディック・マニングが英詩をつけたもので、

1957年にジェーン・モーガンが吹き込んだレコードがミリオン・セラーになりました。


・ジェーン・モーガンの歌声が聴ける動画。



・ナット・キング・コールの名唱です。



“Fascination”の歌詞を訳しました。

魅せられてしまったとわかったよ
その時限りで終わっていたのかもしれない
つかのまのまなざし つかのまのロマンス
うつろな気持ちだったのかもしれない

それは魅惑のひと時だったんだ
月の光を浴びて一人ただずむ君を見て
君の手に触れ そして すぐにキスをする
魅惑が恋になった