第73回全国植樹祭出席のため、岩手県を御訪問された天皇皇后両陛下。
即位後初めて被災地を訪ねられ、
陸前高田市で海に向かわれ、深々と拝礼された両陛下のお姿に
岩手県民として、日本人として
有難いやら嬉しいやら。
社会の最小単位は「家族」です。
最小単位は「個人」だ!なんてことを言う人もいるみたいですが、その個人は何処より生まれてきたの?どうやって大人にまで育ったの?
人は100%社会的な動物。社会無しに生きていくことはできない。決して
「一人」では生きられない。故に
社会の最小単位が「個人」であるなど、あり得ない。
その「家族」が寄り集まって小共同体を形作り、これがさらに集まって村や町、市になりさらに県となり
最終的に「国」となる。
故に国のことを特に「国家」と呼ぶのです。
国は「家」であり国民は「家族」。家族を纏めるには「家長」が必要となります。
日本という「家」、日本人という「家族」を緩やかに纏めている方こそ
天皇陛下、なのです。
日本人のほぼ全員が、その先祖を遡っていくとどこかで皇室と繋がるらしい。ですから、初代神武天皇より男系でその血筋を伝えてきた天皇陛下には、日本国民の「父」たる資格があるということなのです。
国民は天皇を「父」と慕い、天皇は国民を「赤子」と慈しむ。これこそが古代より連綿と受け継がれてきた。天皇と国民との関係性。
仁徳天皇の例を出すまでもなく、天皇と国民の間には、支配するものとされるもの、搾取するものとされるものなんて、マルクス的な歴史観に立った関係性などは一切、まったく、全然当てはまらない。皆無!なのです。
このこと、日本人なればよっく憶えていていただきたい。
東日本大震災直後、被災地の避難所を訪ねられた、前の天皇皇后両陛下、現・上皇上皇后両陛下が膝をつかれ、被災者と同じ目線に立たれて被災者の話を聴いておられたお姿が忘れられない。
国民の痛みはわが身の痛みと捉える、あれこそ国民の親たるお姿。
天皇、皇室あってこその日本。日本の伝統文化、日本人のアイデンティティはすべて、天皇皇室に繋がる。
天皇、皇室が無くなれば、日本国も日本人も無くなる。
絶対に、守らなならんのよ。