ももクロ初期の名曲!このころのももクロがいかに破天荒であったか、それまでのアイドルにはなかった、斬新なスタイル。
この時代、ももクロを初めて観た人たちの第1印象は皆一様だった。
「なんだ!?コイツら!!??」
曲自体、なんというか、変わっているよね。ももクロ運営は基本的に「なんでもあり」だったから、曲を提供するアーティストさんたちが、かなり自由に「遊べた」ということもあるのだろう。だからももクロの曲には、やたら複雑な曲、激しく転調したり、唐突に曲展開が変わる、なんて曲がよくある。
アイドルの「常識」を打ち破った破壊者にして魁。こうしたももクロの楽曲スタイルが、現在のアーティストさんたちが作る曲にも、じつは隠れた強い影響を与えている、と、私は思っています。
文化は積み重ね。それはマンガだろうと映画だろうと音楽だろうと同じ事。手塚治虫にも石ノ森章太郎にも大友克洋にも、黒澤明にもスティーヴン・スピルバーグにも庵野秀明にも元ネタ、ルーツは必ずある。なにもないところから突然才能が開花したわけではないし、そんなことはあり得ないと断定してもいい。
ですから最近のヒット曲にも、必ずルーツ。元ネタはある。それまでまったくなかったとか、突然変異的に新しい曲が現れる、なんてことは
ない!
ルーツに敬意を。
『ミライボウル』
この曲の異常さは、本来まったく別々の楽曲だったものを、コンピューターを使って半ば強引にくっつけてできたものだそうな。
普通の人間の頭では、こんな楽曲は作れない。
こんな曲をやっちゃうところが、ももクロの
「凄さ」なんだな。