かつて山崎貴監督作品を散々貶してきた(笑)、日本一マニアックな映画雑誌「映画秘宝」において、『ゴジラ-1.0』が
ベスト1位を獲得いたしました!やったー!ワーッ、ドンドン、パフパフ👏👏👏👏🎉🎉🎉🎉🎆🎆🎆🎆
さっそく手打ち(笑)とばかりに、インタビューを申し込んだ映画秘宝誌に対し、ちゃんと答えてくれる山崎監督の鷹揚さよ。
でも最後にはちゃんと落としてくれる(笑)。どう落としたのかは実際に読んでいただくのが1番だろうと思うので敢えて書きませんが、この方、山崎監督と言う方は
面白くて明るい。
このインタビューで高感度爆上がり間違いなし(笑)。
それにしても、『ゴジラ-1.0』が受賞した賞の数は、トータルで17個。そのほとんどがアメリカはじめ海外での映画賞という、今までの日本映画にはない快挙を成し遂げてしまっている凄さね。
特に評価が高いのがドラマ部分だそうな。私ももう、何回観たかな?4回?5回?
まあ、世間には10回以上観ておられる猛者の方々もおられて、その方々に比べれば私なぞは足元にも及びませんが、それはともかく
回を重ねるごとに、ドラマ部分にハマっていく自分に気づきます。
回を重ねるごとに、涙の量が増えて行くんですよ。
不思議といえば不思議ですが、繰り返し観るごとにドラマの深い部分が
込められたメッセージが、より深く読み取れて来るんですね。
みんな、生きたかったよね。でも守りたい人のために
子供たちの未来のために
戦って、散っていったんだよね。
そんな先人たちの想いに報いるためにも、この国をゴジラから守らなくちゃならない。
だから、文字通り命がけでたたかうんです。ゴジラと。
神木くん演じる敷島の抱える複雑な想い。優しい人柄な故、優柔不断なところもあった彼が、幼子の明子ために命がけで戦おうとする。
つくづく思うんです。人間ってのは、自分だけのために生きるようには出来ていないって。
人間ってのは、「誰か」のために生きた方が「生きがい」を感じるものだって。
敷島は明子を守ろうとすることで、覚悟を決めた。自分のためじゃない
愛する者のために。
海神作戦に参加した者たちは皆、自分じゃない愛する誰かのために、命がけで戦おうとしている。
なんと気高い。
細かいアラなど探そうと思えばいくらでも出てきます。でもそんなことは大したことじゃない。
この日本人たちの「魂」の気高さに
世界中の観客が感動を覚えたのですよ。
戦いなんて、なければないに越したことはない。でもね
「守る」ためには、戦わなければならないことだってある。
守るために戦う人たち、その気高き魂に
賞賛を。
ちなみに「映画秘宝」誌では、ベスト10のほかに、トホホ10というのも発表しておりまして、こちらトホホ10では、『ゴジラ-1.0』は2位にランキングしておりました。
ベストとトホホ両方にランクインするというのは、映画秘宝ではよくあることなんですね。このように賛否が拮抗するというのは、それだけ
価値のある映画だということの、証明でもあるということ。
だって、気になるからランクインさせるんでしょ?良くも悪くも気になって仕方がない。それってつまりは
それだけ価値があるということなんです。
そうそうトホホの1位は、『シン・仮面ライダー』でした。こちらはベスト10にはランクインしていませんでした。
うーん、ちょっと残念。
さあて、米国アカデミー賞まであと約2週間。視覚効果賞受賞なりますかどうか。
その前に日本アカデミー賞もあるし、お楽しみは
まだまだ続くよ。