宮藤官九郎脚本で、東北が舞台となったら、それだけで気にならないわけがないね(笑)。
ちなみに「け」というのは「食え」、「食べなさい」という意味の方言です。「食え」が縮まって「け」になったものか、あるいは「食」と書いて「け」と読みますから、そっちから来ているのか。
また、食物を司る神のことを「御食津神(みけつかみ)」と言いますね。伊勢の神宮外宮に祀られる豊受大神も、この御食津神ですし、古事記に登場する大宜都比売(おおげつひめ)や日本書紀の保食神(うけもちのかみ)あるいは宇迦御魂=稲荷神もやはり、御食津神です。
一見するとちょっと汚らしい感じすらしてしまう、ただの東北方言のように聴こえますが、その根底には「食」に対する深い信仰、感謝の念が透けて見える、ような気がする。
古い「やまとことば」や信仰との関連性とかを考えると、なかなかに
面白いね。
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