リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

歴史対話:ウクライナとポーランドの場合

2023-03-24 | 政治
ウクライナとポーランドにも対立の歴史があるという。第二次大戦中、ナチスドイツが占領するウクライナ西部で、ウクライナ武装勢力がポーランド系住民を虐殺する事件があった。ウクライナにとってはポーランドの抑圧的な姿勢が背景にあったという。そんないきさつを考えると、ロシアに侵攻されたウクライナに対するポーランドの熱心な支援には胸を打たれる。
両国間には反目もあったが、1991年のウクライナ独立後に対話を重ねてきたという(朝日新聞2023-3-22)。対話は10年続けても統一見解は出せなかったが(10年後以降はどうなったのだろう?)、対話の場があることが重要だと識者は指摘する。

ヨーロッパでは二度の大戦を戦ったドイツとフランスが和解している。今では両国が戦争をするなど考えられない。日本と韓国はそのようにはなれないのだろうか。韓国側の前言を翻す姿勢や、日本の保守政治家の加害責任を否定する発言がそうしたムードをぶちこわしにしていることは何度も指摘してきた。期限を切って結論を出そうとするのではなく、やはり対話を続けることが重要なのだろう。


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