リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

証人喚問は罪人を裁く場ではないことをお忘れなく

2018-03-14 | 政治
財務省の決算文書改竄問題について,自民党の竹下亘総務会長は徹底的に真相解明するよう首相官邸に異例の申し入れをするそうだ(朝日新聞2018-3-13夕刊).真相解明に欠かせないのが佐川氏の証人喚問だろうが,これについて竹下氏は「佐川さんに最終責任があるという状況が明らかになれば呼べばいいし,ないということになれば,支持をした人を呼べばいい」と述べたそうだが,これは不思議な話だ.証人喚問はあくまでも真相解明のための情報収集の場であって,「証人喚問されるのは悪人」「責任がないなら喚問しない」という話ではない.
ここを勘違いしてしまうと,首相夫人の明恵氏の証人喚問についてもとんちんかんな議論になってしまう.やましいことがないのなら,宣誓した上で洗いざらい話したほうがすっきりするのではないか.
そういえば昨年の籠池前理事長の証人喚問のとき,竹下氏は「首相に対する侮辱ですから。しっかりたださなければならない」と述べていた(日刊ゲンダイDigital).首相を侮辱したら喚問してつるし上げるというのもやはりおかしな発想だ.
大切なのは真相解明.そのことを忘れることなく,冷静に検討してほしい.

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