リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

「立憲民主」「国民民主」合流は吸収合併しかない

2020-01-07 | 政治
立憲民主党と国民民主党が合流に向けた話し合いをしているようだが、課題もあるらしい。だが先日の朝日社説にもあったが、「もとのさや」に収まる「数合わせ」だけではなんじゃこりゃ、ということになる。かつての民主党にはいろいろ問題があったが、基本的な政策に関しても考え方の違う人たちがいたことも混乱に拍車をかけていたように思う。やはり両党が合併するにあたって何を党是とするかを決めて、それに合わない(合わせるつもりもない)人は遠慮願うべきではないか。かつて小池百合子氏の希望の党が民進党からの合流希望者に「踏み絵」を課して「排除の論理」として批判されたとき、小池氏に批判的だった私も、「踏み絵」そのものについては「政党として基本理念を共有できる人を集めるのは当然のこと」と擁護した(過去ブログ)。
ただ、やはり「排除の論理」にはならないよう、ゆるい党是でもいいのではないか。昔の自民党は考え方の大きく違う複数の派閥があることが活力を生んでいたという。どの程度なら政党としてまとまりうるのか、よく検討してほしい。

では「立憲民主」と「国民民主」の合流に当たって何を党是とするべきか。両党でもいろいろ考え方の違いがあるようだが、やはり国民が期待している野党は「立憲民主党」であるという現実を国民民主党にはわかってほしい。立憲民主党が野党第一党となっているのに対し、国民民主党の政党支持率は低迷していると聞く。国民民主の方々にはつらいだろうが、ここは立憲民主党への吸収合併となるのが最善だと思う。党名もゼロから議論という意見もあるようだが、やはり「立憲民主党」とするのがわかりやすくていい。(本筋ではないが、「民進党」「国民民主党」のネーミングは聞いたときに妥協の産物と思えてぱっとしなかったが、「立憲民主党」は初めて聞いたときから「これだ」という感じがした。)
自民一強が続いているとはいえ、自民党が積極的に支持されているのではなく、「他の選択肢がない」というのが多くの有権者の実感だろう。自民党に対抗しうる存在感を示す野党を結成するために、ぐずぐずしている時間はない。


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