ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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世界は常に変わっている

2015-11-05 15:58:38 | 言葉
空海の言葉。

「働いているときも、

休んでいるときも、

思いと行為は一致していなければなりません。

眠っているときも、

目覚めているときも、

世界は常に変わっているのです。」


原文は・・・

「行に在り、座に在りても、

観智離れず。

あるは眠り、

あるは覚るに、道場すなわち変ず。」


観智離れず、という言葉は 

思いと行為は一致しなければならない と訳するのか・・・

そのような意味なのか・・


美味しいと思ったら、そのように行為しなければならない、

嫌な奴がくれた食べ物を食べ、美味いと思ったのに、

不味いなんぞと言わないように、

と空海は言っていたのか・・・

また、

~こうしたいと思っていることは、

そう“なる”ように行為しなければならない、と、

空海は言っていたのか。

そうなっているか、ならなかったか、見届けることをしなければならないと

空海は言っていたのか。

智という字はそんなニュアンスがあるんじゃないか・・などと

無学な私は勝手に思ったよ。


道場を世界と訳しているのはどうしてなんだろう???

「道場」を広辞苑で見ると・・・

1.釈尊が成道した菩提樹の下。

2.仏法の修法・修行の場所。寺院。

3.武芸を教授し練習する場所。

4.修養を訓練を主として団体生活をする所。

・・・この4つが書かれてあった。


「道場」が「世界」・・・

仏教や空海や、空海の居たその時代のことを研究した人が訳すのだから、

きっとそういう感じの言葉なんだろうと思う。

世界は人が修行する場所・・ということなんだろうか・・・

そんなふうに思っている人はあまりいないと思うけれど、

思っても、思っていなくても、

結果として、そうなっているんじゃないか、という気もする。