ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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名前のない家事・・・の経験

2018-03-05 15:15:16 | 日々の暮らし・思い出

待望の三月が来たぞぉ!

街を歩くと梅ももう盛りを過ぎるころ。

何という名前なのか知らない街路樹の木の枝に

茶色のUFOみたいな形の蕾?が付いてる。

蕾ならそれが変わって行く姿で何の花か、何の木なのか、

わかるかもと楽しみにしている。

わからないというのは楽しいもんだ。

こちらに来て二カ月半になる。

そんな街の様子も石垣とずいぶん違うけど、

何と言っても以前と違うのは夫の姿だ。

離れて暮らしていた一年ちょっと。

夫は一人で食事を作り、洗濯をし、ゴミ出しをし、

買い物に行き、仕事もし、孫の守りもし、

いろいろと名前のない家事もしていた・・と思う。

この、名前のない家事というのは最近新聞で知った言葉なんだけど、

掃除とか洗濯、食事作り、買い物といったすぐに思いつく家事ではなく、

ゴミ出しのための分類や、洗濯物をたたんでしまうことや、

買い物してきたものをあちこちにおさめることや、

それが入っていたイージーバッグの始末や、

ゴミ出しをしたあとの袋の補充や、花の水やりや、

そこらに散らばっている物モノに安住の地を与えることや、

調味料やトイレットペーパーの残量の確認をすることや、

献立を考えることや、

明日の献立のために何が要るのか冷蔵庫をチェックすることや、

アレがなくなりそうだから今度の買い物の時に買ってこようとメモすることや、

何かが故障したらそれに対して何らかの手段を考えて手配することや、

まぁ、そういったすべてのハウスキーピングのことをいうらしい。

そういうのを経験するとしないのとでは全く人生が違う気がするけど、

それらを経験して彼は変わったのだった。

続く・・・・