ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

似合わない・・

2013-05-28 15:57:26 | 実例体験観察
知り合って4年くらいの友人がいるんだけど、

私のことを大雑把だ、とよく言う。

大雑把なあんたにしちゃ珍しいとか、そういう台詞もよく言う。

大雑把な面はもちろんたくさんある。

あんたが一番気を使わなくっていいわぁと言う。

そのせいなのか、私が他の人みんなに気を遣わない、心遣いをしないように思っている。

なので、そういうところが私から感じられると、(推測)

「そういう行動はあんたに似合わない」と言う。

こういうことを何度も言う。

私にもいろんな面があるんだよって言っても、

その言葉は彼女の心には届かない。

初めて言われたときは笑い飛ばしたくらいで、なんとも思わなかったんだけど、

何度もそういうふうなことを言われているうち、

その言葉をうるさく感じ出した。

そのせいなのか、そういう言葉に対し、

そうじゃない、わたしは・・コレコレこんな面も・・なんて、

弁解のような、説明のような思いが浮かんで来ていた。

なんでそういう思いが浮かんだのか、いま、こうして書いていてわかった。

煩い(うるさい)と感じたので、それをもう聞きたくないので、

その発言を止めさせるために、(彼女がそれを聞いて納得して言わなくなるように)

いろんな面があるんだよ、という言葉を発したのだった。

そんな自分にやっと気がついた。

私はこんなです、なんていくら口で説明したって、

彼女には強く「この人は大雑把である」が入っているので、

それが外れないのは当たり前だ。

まぁ、思い込みが強いとも言えるかもしれないけど。


「そういう行動はあんたに似合わない」という言葉を、

わたしはあ~そうか、と聴くことができなかったんだ。

彼女がわたしのことを大雑把だと決めていたって全然いいじゃないか。

思い込みが強くたっていいじゃないか。

そういう行動はあんたに似合わないと言ったっていいじゃないか。

それは彼女のこと。

彼女が管理する彼女の意識のこと。

彼女は在りのままでいい。そのままでいい。

こうして書いて来て、そう思えた。


なんども経験してやっとその時の自分の不快感を掴まえられた。

彼女にそのことを喋らせないように、という思い(無意識的だった)は、

まさしく“他を侵すことのあさましさ、愚かさ”だった。

それに気づいて嬉しい。
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