ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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石垣暮らし台風二回目体験

2016-09-27 11:04:01 | 日々の暮らし・思い出
凄い風が吹いている。雨も。

ベランダに面した窓ガラスに手を当てる・・・

心臓病のことはわからないんだけれど、何かの心臓病の人の鼓動に

こんなのがあるんじゃないか、などと思わせる振動。

いきなり鼓動が激しく打ったり、弱くなったりの繰り返し。

ベランダの掃出し窓から見える草ぼうぼうの空き地はうねっている海みたい。

人間の背丈ほどある黄緑色の草の中にひときわ色の濃い葉っぱの塊(木か?草か?)が

3カ所あるんだけど、この強い風の中でそれがちょうど恐竜の首から背中のように見える。

大嵐でうねり続ける黄緑色の草の海に

三匹の恐竜がガオウォゥーー!!と叫びながら

草の海と共にその身体をうねらせている。

そう見えてくるとそう見えて来るもので、目が離せなくなる。

恐竜がそこに居る。生きて動いている。

嵐に向かって『こりゃなんなんだぁ!!!』と叫んでいる。


半間の窓ガラス2枚が重なっている所の鴨居部分と下の敷居部分2か所に

紙粘土を薄いプラ袋で包んだ物をつめている。

アパートの管理会社が台風対策として写真付きで知らせてくれてあったのでその通りにしたもの。

ここに来たばかりは言葉だけで表現したものが貼られてあったけど、

この前の台風の前に写真付きに変わった。

石垣台風体験のない私たちには写真付きの方がわかりやすくて助かったよ。

敷居部分にはタオルを筒状に丸めて挟み込んでいる。

乾いたそれを半間分のレールに1枚使っているけど、

朝からそれをもう3回も替えた。ぐしょぐしょになったからだ。

フェイスタオル6枚が十分に雨を吸い込んだわけだ。

今度はそれを脱水して使うことにするよ。

タオルの枚数には限りがあるからね。

これが夜中だったら交換もしないで寝てしまっただろうから、

雨水はフローリングや畳の方に押し寄せて来たかもしれない・・・

昼間でよかった・・・

去年の50年振りの超大型台風の時は

娘のうちのベランダ側の窓からは水が入り込み、

畳まで浸水してきたと言っていた。

その時は窓ガラスが内側にしなって来ていたと言っていたよ。

凄いね~恐いね~

上陸すると勢力が衰えると台風のニュースでよく聞いて来たけど、

ここは離島だから勢力が衰えようがないんだろうね。

この前テレビで離島に台風が上り込んでも上陸とは言わないそう。

島は陸じゃないからだそうで。

へぇ、そういうことになっているのかと思ったよ。

上陸と表現しないから勢力が衰えない、わけじゃないだろうけどね。

夕方には台風は静かになるそうだ。

今日は学校も保育園も休み、娘たちの仕事も休みだから、

両家への応援無しで二人して朝から読書やら台風対策やら・・・してる。


外は大嵐だけど静かな二人だけの我が家・・・アレ??

トイレのドアが時々ブルンブルンと震えているよ。

換気扇の穴から風が入るんだね、きっと。

何もかも初めての台風体験だ。

初めての体験と言うのは興味深いね。

いま、小学生の時の伊勢湾台風のときを思い出したよ。

東京でも凄かったあの、日常ではないその雰囲気に子供の私は嬉しくて騒いでた。

祖父から「子供は押し入れに入ってろ!!」と怒鳴られたっけ。

それも嬉しくてルンルンで押し入れに入ったあの日みたいなトキメキが少しあるのは

不謹慎だろうか・・・・なぁ・・


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