ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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義父の入院

2012-02-21 09:36:02 | 日々の暮らし・思い出
急に95歳の義父の身体に不調が起こり、

結局入院手術という展開になった。

手術は無事終えた。よかった。

それにしても、大きな病院だったせいか、

診察受付から診察、病室への移動、

手術、集中治療室へ、で殆ど丸一日病院に居た。

帰り道、夫に出た言葉は

「疲れたね~。そう言えば一日中全部待ってる時間だったね」だった。

自分で言ってから、ホントにそうだったと思った。

どこでも待ってばかり・・の印象。

最初に行った病院では「これは今は10分くらいの手術ですよ~」などと言われていたので、

そうか、そんな短時間の手術なのかと思い込み、

「紹介先の病院で朝一で手術してくれる手はずになっている」とも聞き、

それも、そうかと思い込み、

そういう一昨日の時点では午前中には手術も終わるな、

と自分の中でなっていた。


朝一の手術と聞いてそう思いこんでいたので、

すっかりそのつもりでいたが、

待っても待ってもお呼びが無い。

義父は朝も昼も手術前の禁食とかで空腹なんだろう、何度も「めし」と。

結局午後三時半に手術室に。

ナースは「一時間か一時間半で終わりますから」と。

そこでまた、(えっ!そんなにかかるの!)とびっくり。


朝一とか、10分とか、その二つの言葉を聞いて、

その通りになると思い込んでいた私であった。

私が勝手にそう思いこんでいた・・

こうなるよ・・というのは予想、推測に過ぎないと、

頭でわかったことがある程度であって、

体得レベルではないことがよーくわかった。

朝一だと聞いていたので、

いつ来るか、いつ来るか、ずーっと待っていた。

待つ・・・?

「待つ」っていうのは行動じゃない。

その時の行動は座っていたり、食事したり、お喋りしたりしていた。

待つ っていうのは心の状態だ。

来ることがわかっているという状態になっている境地・・だな。

今日のは待っていて来たけれども、

待っていても、来ないこともある。

ホントは(未来に)来るか来ないか(なるかならないか)わからないのに、

「来る」ってなっちゃている心の状態が 待つ という奴なんだな。

・・なので、こんなに疲れたんだなぁ。

夫も疲れた、まいった、って言ってた。

いい経験だったよ。

若いイケメン執刀医が義父の事を「可愛い」と言ったそう。

うん、そういえばホントに可愛い。



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