ムカデとことこ

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みなす・見為す

2012-07-29 14:11:59 | 言葉
或る人を嫌な奴だとすれば(測定すれば)相手は“嫌な奴”として存在する。

嫌な奴だとする(測定する)人間が一人も居なければ、

“嫌な奴”など存在しないように、この世は作られている。

・・こういう文章をさっき書いた。


或る人を嫌な奴だと“すれば”(測定・観測すれば)の、“すれば”。

嫌な奴と“思えば”という表現ではない、と思って、そう表現した。

以前は「思えば」という表現を使った日も、もしかしてあったかもしれない。

何度も「意識の状態」「境地」「存在の状態」という表現でも書いて来た。


さっき、「みなす」という言葉がやって来た。

或る人を“嫌な奴”で在るとみなすと、その人は嫌な奴として存在するようになる。

この表現がいい、ぴったりだ。

みなす とは広辞苑で見ると(見做す・看做す)とあり、

その意味は「①見て、これこれだと仮定または判定する。

実際はどうであるかにかかわらず、こういうものだとして扱う。

②見きわめる。見届ける。

③見るようにする」以上。


みなす を 広辞苑にはなかったけど、

「見て」と「為す」のくっ付いたものという解釈も出来るなぁと思った。

そうで在ると見て、その出発点から行為すること。

「見為す=みなす」

ピグマリオン効果の(~として扱う)も見為すだ。


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