フライフィッシングの話
川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。
 




都議会議員選挙の投票を済ませ、忍野に到着したのが午後3時。
いつもなら川をチェックしてから支度に取りかかるのだが、今日は全て準備してから川へ向かう。
最近放流があったのだろうか、臼久保橋から川を覗くと、沢山の魚が泳いでいるのが見えた。

早速始めると、すぐに放流マスが釣れ、暫くの間入れ食い状態となる。
そして、あっという間に10尾ほどの魚が釣れてしまった。
ところが、釣れるのはヒレの丸い放流魚ばかり。
さすがにそんな状態ではすぐに飽きてしまい、とりあえずポイントを移動してみることに。

場所を変えて間もなく、黒っぽいヒレピンレインボーが藻の下から飛び出してきて、フライをくわえ反転。
完璧なタイミングで合わせが決まる。
ところがこの魚、何故か首振りを続けるだけで、全く走らず。
やがて水面に出て来ると、まるでブラックバスのようなファイトで、これまたブラックバスのようにフックが外れてしまった。

さらに場所を変えてみたものの、相変わらず釣れるのは放流魚ばかり。
魚達が何を食べているのかもわからなかった。
時折、フタスジモンカゲロウの羽化も見られたが、忍野の魚達がモンカゲロウに興味を抱くことは非常に稀で、その殆どがセキレイの餌食となる。

さらに、クライマックスとなる筈だったヒゲナガの釣りでは、キャッチ出来たのは僅かに1尾だけと、散々な結果に終わり、忍野の午後は幕を閉じたのだった。

この日の釣果、ニジマス18尾、ヤマメ5尾。
この日の教訓、『釣る前に、ブユ対策は忘れずに。』

写真上:この個体は、ほとんどヒレが回復しつつあるようで、抜群の引き味だった。
写真中:三羽のカルガモは、その後も順調に成長している。
写真下:富士山の雪もだいぶ融けていた。

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