昨日、パンを買いに行ったら、パン屋さんの前で老婦人(お婆さん)が倒れていました。
赤ちゃんを抱っこして、男の子を連れた若いお母さんがスマホで電話中。
側には通りがかりの人が何人か。電気屋さんのご主人も出てきて、大丈夫ですかと声をかけていました。私も側に行きどこか痛いところはありませんかと。
通りの向こう側にも様子を見る人が・・・。
お婆さんは大丈夫やから放っといて! 勝手なことせんといて!
誰が救急車呼んでと言った!と若いお母さんに怒鳴っていました。
若いお母さんは、転んだ時に頭を打ったのを見ました。
92歳と聞いたので・・・と。
お婆さんはまだ起き上がれず寝たままです。
若い男性が、その言い方は無いでしょと。
頭は後から出るから診てもらった方がいいですよと私。
大丈夫やと言ってるでしょ。
みんな向こうへ行って頂だい!と怒られました。
やっと体を起こして座り込んでいた時に、救急車到着。
すぐそこが消防署なのです。
行けへん行けへん。救急隊員が後は任せてくださいと。
後はお任せしてパン屋さんに入りました。
お婆さんは、救急隊員に説得されて病院へ運ばれていきました。
若いお母さんに、良くお電話してくれましたねとお声かけ。
はい。頭を強く打ったのを見たもので・・・と帰って行かれました。
お母さんの姿を男の子はしっかり見ていたでしょうね。
お婆さんは、きっとだれにも頼らず気丈に生きて来られたのだと思います。
誰も知らん顔ではなく、何人かの人が声をかけていて、
お婆さんには迷惑だったかもしれませんが、人のあたたかさ感じました。
お婆さんも若いお母さんに、ありがとう大丈夫だからねの、ひとことが欲しかったですね。
何事も無いといいですね。
昼下がりの出来事でした。