やはり
2024-12-05 | 日々
辻仁成さんのブログを読みだして久しい。
一日の終わりに読む。もうすっかり習慣になっている。
最近はほとんど「フランスごはん日記」です。
手が込んでいるので作るのは難しそうだ。料理の腕はプロ級。
ただ料理はあまり興味がないので、その部分はスルーする。
読み始めたのが2020年春。コロナの真ただ中。
世界のコロナ事情が知りたくて検索していたらここに来た。
ひとり息子の十斗君と二人で乗り切る日常には勢いがあった。
反抗期の息子さんに「かっち～ん」と来ることもよくあった。
取っ組み合いの親子げんかもあった。
心をなだめるおまじない。胸をとんとん。これもよく出てきました。
近ごろはもう聞かなくなりました。
息子さんが成長して家を出て一人暮らしを始めた。
シングルで子育てを見事にされて（素晴らしい！）、今は見守る立場になった。
65歳になった辻さんは、犬のさんちゃんと二人暮らし。
絵画制作に執筆と超多忙ではあるけれど、ひとり暮らしのどこか寂しさが。
時には鬱状態にも。分かる気がします…。
初老の域になった辻さんが、異国の地でどう生きて行かれるのか、
これからも見つめて行きたい。
やはり、人生の中で子どもと過ごした時間があれほど勢いがあったものだと、
今になって懐かしく思われる。
