大好きだったイギリスドラマ「ダウントンアビー」の映画版を見ました。
私の中では、この物語はあの素晴らしい最終回で終わっています。幸薄かった次女イージスの結婚式でしたね。あれほどプライドの高かった長女メアリーが爵位のない男性と結婚。みんなが幸せになって、もうその後は要りません。いつも吹替えで見ていたNHKBSの最終回、「蛍の光」は生の歌でした。NHKの粋な計らいでしょうか。 映画版を公開時、見に行こうと誘われましたがその気になれず。ごめんね。それくらい満足していたのです。その後はご想像でみなさんの胸の中で…にした方がいいのにね。大ヒット作品そうはさせませんよね。
キャストも音楽も、もちろんあのダウントンも全くそのまま。あれから1年半後です。国王夫妻がダウントンの館に立ち寄るというお話で、その中にいろんなエピソードが組み込まれていました。
一通の手紙を運んでくる郵便配達員。広大な敷地の向こうにあの館が見えてきたときから、胸が弾みました。バッキンガムからの手紙です。
物語は省きます。モダンガールのようなショートヘアーのメアリー。カジュアルから正装まで華麗なファッションにも目が行きます。あれ?と思ったのは、吹き替えの声に慣れていたので一人一人の生の声に発見がありました。字幕のドラマも放送されていたのですが、余りにも吹き替えの声に馴染んでいたもので。
国王を迎えるパレードに晩餐や、舞踏会のシーンも楽しめました。トムがすっかり一家に馴染んでいて大活躍。新しい恋も芽生えました。時代の移り変わりとともにメアリーの館を背負っていく重荷。ロバートではない貴女よとおばあさまから説得され心を決めるシーン。いつまでも見守っていると。バイオレットおばあさまの名言も満載でしたね。
楽しかったのは「ハリーポッター」のミネルバ先生とドローレス先生役のお二人が遺産相続をめぐっての対立も。古くて新しいバイオレットおばあさまが素敵です。この時代、婚外子と言うのが結構あるのですね。アイルランド問題やゲイのこと。王室専属使用人と、ダウントンの使用人との対立も胸がすっきり。お馴染みのみんなよくやったね♪ 無事に国王を送り出したダウントン。たっぷりたっぷり楽しませてもらいました。
パート2も製作。その後が気になります。この秋に公開予定。こうなると見ないわけにはいきません。ドラマの最終回の感想は、2017.7.25の日記に書いています。