らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

展望の丹波富士へ~白髪岳~

2011年11月21日 | 山登り

日曜日、兵庫県篠山市の南端にある白髪岳へ行ってきました。
白髪岳は標高722mと決して高くないし、アクセスも悪い。では、何故わざわざ・・・?
実は昨年の秋に、同じく篠山市にある三岳・小金ヶ岳に行った時のこと。
タクシーの運転手さんから、「近くにある白髪岳は、すごくいい山だよ」と教えて下さったことを
覚えていて一度、登ってみたいなぁと思っていた。
たまにはまったく知らない山に登るのもいいな、ということで今回登ってきたのだった。

当日は、朝8時に三ノ宮駅でレンタカーを借りて出発。
この日は、第一回神戸マラソン大会だったので2万人を超えるランナーたちがスタート前に
並んで待機している光景が駅から見ることが出来た。
そして、車を走らせること1時間半。登山口に到着、車は一台も停まっていない。
準備体操をして、早速登り始めた。
登り始めから傾斜のきつい道が続くが、徐々に紅葉づいた山々が見えてくる。
登山道は非常に整備されており、歩きやすかった。


白髪岳登山口。駐車スペースもちゃんとある。


秋色の雑木林を行くワタシ。誰もいないので、静かである。
トンビの鳴き声が山の中によく響いて聞こえた。


山頂直下の岩場が出てきた。
「わーい、岩だ」と喜ぶ。迂回も出来るが、せっかくなのでここをよじ登る。
もちろん、ここもきちんと整備されておりロープ・鎖もあったのでこれを使って登ることも出来る。

 


岩を超えて、尾根に出ると色づいた丹波の山並みが一望出来た。
ここまで景色が見渡せると思っていなかったので、うれしさ倍増である。


山頂へ到着した時は、雨雲がちょうど頭の上にあって残念ながらどんよりした天気になっていた。
それでも、さすが「丹波富士」と言われるだけに白髪岳山頂からの展望は抜群であった。
しばらく景色を楽しんだ後、私たちはここから歩いて1時間弱先の松尾山へ周った。


松尾山への道も素晴しく整備されていて歩きやすかった。
こんなに歩きやすくて展望抜群の山なのに、誰とも今日はすれ違わない・・・
こんないい時期なのに、とてももったいない気がした。


お昼ちょうどに、松尾山到着。こちらは、さっきの白髪岳と違って眺望ナシ。
この日は、日中でも気温が上がらず温度計は11度を指していた。
昼食に酒粕入り味噌煮込みうどんを食べて、寒さにまだ慣れていない身体を
暖めた。こういう汁物メニューがありがたく感じる季節になったなぁと思う。
1時間ほど休憩して、下山を始めた。
途中、仙ノ岩と呼ばれるところでやっとこの日初めて登山客と出会った。



住山集落へ無事下山。4時間弱の登山だった。
紅葉と展望と静かな山歩きを満喫することが出来ました。

白髪岳、いい山です。
まだまだ、知らない素適な山が本当にたくさんあるものだと
つくづく感じる私たちでした。