アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

女性器論

2014-12-05 | 2014年たわごと

すみません、今夜もfbの使い回しで。

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ちょうど今日、ヒューマン・ライツ・ウォッチから「国連が処女検査を非難」というメルマガが届いて、「処女検査」というものを公然とやっている国々が中東や北アフリカに幾つもあると知った。インドネシアでも、女性が警官になる時に「処女検査」が行われるらしい。

処女検査って…なに? と思い、いつもはスルーしてしまうメルマガを珍しくちゃんと読んだのだけど、やはりイマイチ分からない。

処女かどうかを検査して、どうしようっていうのか?

イスラム教の教えに従えば、夫以外の人とやっちゃいけません、ということで罰則があるみたいだが、だったら夫(もしくは夫となる人)が個人的に調べればいいじゃないか、と思う。

そもそも処女膜というものが本当にあるのかどうか、少なくとも私は自分で確認したことがない。
少女を強姦したら、プチッと音を立てて膜が弾けるとでもいうのかしら。
強姦男はその音に欲情をかきたてられるってことなのかしら。

国連は『人権を侵害しかつ尊厳を損なう「処女検査」あるいは「二本指検査」(一部の国でいまだ処女性を確認するのに用いられている)について、「何ら科学的根拠がない」と結論づけた。』らしいのだけど、科学的根拠がないどころか、本当に全く意味がない行為だとしか思えないのは、わたしが女だから?…とますます混乱する。

ちなみに「二本指検査」というのは、部屋の中で裸にされて(恐らく男性検査官に)指を二本突っ込まれるという、この上なく荒々しいものらしい。しかもインドネシアでそれをされた女性の証言によると、それは部屋のドアさえまともに閉まらない場所で、人目に晒されながら受ける屈辱的なものなんですって。

それを知って、
「処女検査がない国に生まれて、よかったぁ~」と、内心ホッと胸を撫で下ろしてしまった自分。

処女膜がそんなに神聖なら、ダヴィンチ像の女版をつくって、黄金の処女膜を輝かせればいいのよ、とまぢで思う。

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のだけど、日本のマスコミ的に今日話題になったのはこちらでした。

「ろくでなし子さんと北原みのりさん逮捕」のニュース。

 女性の性器をかたどった「アート作品」が「わいせつ物公然陳列」ということで逮捕されたとのこと。
 

一体どんな作品だったんだろうと思ってググったら、出てくる出てくる…。
 
すごいんだねぇ~この人。
 
 
まず「デコまん」というのは、自分の膣の型をとって石膏の造形物をつくり、自由にデコレーションすること。
「まんボート」というのはそれを船にしたもので、ちょっと歪なカヌーみたいに漕げるもの。
「まんこちゃん」というのはピンク色の膣キャラクターで、いろんなグッズも揃っている。
 
それでまたこのろくでなし子さんが可愛い顔してるから、まんこグッズがまるでキティちゃんみたいに見えるのが面白い。
 
でもやってることは「まんことあそぼう!よいこの科学まん個展」とか「まん中3Dスキャン」とか、…いやぁ…すごいっすねぇ~としか言いようのない表現活動で。
 
 
私的には、ここまでやったら、確かにアートだね、と思う。
彼女は明らかに世の中の価値観を問うているんだし、ある意味命をかけて女というものを探求しているもの。
 
 
だけど…。
 
それにしてもこの「まんこ」というネーミングは、どうにかならないだろうか。
 
いつだったか、フィリピン人の友人たちと一緒に鍾乳洞に行った時、膣の形をした岩があって皆でゲラゲラ笑いながら写真を撮った。
そこで「日本語では何て言うんだ?」と聞かれて、私は言葉に詰まってしまった。
 
…人前で、「まんこ」なんて言えない。
 
私は結局「ま」とも言えなくて、「恥ずかしいから言わない!」と逃げたら「おいおい、今さら恥ずかしい年齢でもないだろ?」と茶化されてしまった。
 
そう、「まんこ」って口に出すのは勇気がいるのよ。
 
 
これこそが、ろくでなし子さんが訴えたいことなんだろうなぁと推察する。
私たちは知らず知らずのうちに「女性器について語るのは忌まわしいこと」とか「いやらしいこと」と刷り込まれているんだ。
比較的おおっぴらな私でさえそうなんだから、一般的にはものすごくタブーなはず。
 
 
だけど本当は…少なくとも私の場合は、少しだけ気になっている。
他の人の、アソコ。
男子が自分のと他人のとを比べたがる程ではないけれど、女子だって、人によって形も大きさも何もかも違うらしいじゃないですか。
 
だから、ろくでなし子さんの3Dまんこ作品がいろんな人の分まで揃えて陳列されているとしたら、かなり見てみたいと思う。
 
こんな私を「変態」と呼ぶ人がいたら、どうぞ大きな声で呼んでくださいと言いたい。
どんな立派な爽やか君にだって下心があるように、どんなに清爽でキレイ系の女子だって、家に帰ったら大股開いてうんちしてたりするの。
現実なんて、そんなもん。
 
 
さて夜も更けてきました。
そろそろ帰ってまんこ洗おう。
 
…って、それは言ったら(書いても)アカンやろう!
 
どこまで変態晒すねん!
 
 
と急に大阪時代の血が騒いだりして。
 
女性解放を目指しながら、女としてのモラルとはどの辺までなのか、線引きするのは難しいところですね。
 
 
おやすみなさい。
 

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