アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

歯は抜いちゃいけません。

2014-12-04 | 2014年たわごと

あぁ…またこんな時間(3am)になってしまったので、今夜はちょんぼします。

以前書いたfacebookの投稿から拝借。

先月行った、福井駅前の歯医者の話です。

 

ちなみに元凶は名古屋にある近所の歯医者。

虫歯の治療を2回してもらったものの、どんどん悪化して冷や粥しか食べられなくなったために、母に泣きついて“絶対に確実な”医者にみてもらった、というわけ。

それで度肝を抜かれる体験をしました。

 ♦ ♦ ♦

すごい歯医者でした…。おかん行き付けの。
まず最初に言われたこと「歯磨きなんかするから虫歯になるんや!」

…は? と思ったものの質問する間もなく「歯科医療の現実」を語られ、怒濤の院長節を聞きながら治療が始まった。
医療と治療は違う、今の保険制度を続けているうちは歯科医療は発達しない、腕がなくなったら障害者手帳がもらえるのに歯がなくなっても障害者になれないのはなぜか、等々。

そうこうしているうちに、私の歯は治療した部分にまだ虫歯が残っていて、かつ塗るべき薬を塗っていなかったことが
レントゲンによって判明。やっぱりヤブだったんだ…ということで、目の前にいる一風変わった院長先生の話に信憑性が感じられてきました…。

で、結局、歯の神経は既に死んでいたのでインプラントみたいなことをしてもらい、2時間半の大がかりな治療に。
だけど最初から最後まで手鏡を持たされ、時々自分の口の中を一緒に見て解説してくれたのですごくよくわかりました。

これほど歯を大事にするの、アメリカでは普通なんだって。

院長先生いわく、アメリカでは歯科医になるのに4年の医科+4年の歯科で計8年勉強し、その間に300人の研修治療をしなければ開業できないらしい。だから歯科医は外科医に次ぐ高地位なんですって。
それくらい歯は大事、歯科医は技術者、ってことですよね。
日本では歯をなめすぎだ…っていうかなめすぎてました…。反省~。

ちなみに腐った歯の神経は、腐ったハクサイのような強烈な悪臭がしました。

いやはや。

この院長さん、75歳で全部自分の歯だそうです。
しかも夏ミカンを皮ごと食べられるくらい、頑丈らしい。

「で、歯磨きはどうしたらいいんですか?」と最後に聞いたら、「歯間ブラシを使うか、歯みがき粉をつけずにブラッシングすること」とのこと。その心は、もともと唾液には殺菌作用があるから唾液を歯間に行き渡らせることが大事というのと、歯みがき粉で磨くと表面のコーティングがなくなってしまうから、ということらしいです。

…何はともあれ、歯は大事にしましょう。。。ほんと、病の元だから。

 ♦ ♦ ♦

ということで、一件落着となったのですが、その院長先生の個性が本当にものすごくて忘れられない。

何が忘れられないかというと、「昔の人は暇さえあればセックスしてた」とか「こどもが多すぎるから出来の悪いのは全部殺してた」とか「だから各地に地蔵さんがいっぱいあるんや」とか言って、挙げ句の果てに「あんたは何人こどもおるんや?」と言うから手でゼロってやったら「なんでや?人生楽しまなあかんぞ。ほれ、気持ちええぞぉ~」とかなんとか、エロ話を顔の真上でされるわけです。
こっちは治療受けてるから、可笑しくてもまともに笑えず、目も開けられない状況。

これって、変よね?

 

今月もまた、院長先生に会えるのが楽しみです。

 


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