アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

観光ビザの取得と延長

2010-12-19 | 旅テク
さて、一人旅をするということは、基本的に何でも自分でやらなきゃいけないということです。

そこで最も不安になるのが「ビザ」。

旅行代理店などに代行をお願いすれば楽ですが、相応の代行手数料がかかります。また、日本で代行取得する場合は別として、現地で代行をお願いする場合には英語でやり取りすることになり、結局がんばらなければいけないなら自分で何とかした方が安上がりというもの。

運だめしも兼ねて、自分で直接トライしてみましょう。


とはいえ、観光ビザが必要な場合は限られます。
①ノービザで滞在が可能な期間(30日間が多い)を超えて滞在する場合
②ノービザ期間がなく、入国時に観光ビザが必要な国に行く場合

まずは訪問予定の国情報をインターネットで調べ、入国時にビザが必要かどうかをチェックしましょう。(国によっては、訪問者の国籍によってビザの要/不要を分けている場合がありますので、日本人にとってどうなのかをチェックして下さい。)


【入国時にビザが必要な場合(②の場合)】
その国の大使館または領事館で、渡航前にビザを申請します。
例えばインドに行く時には、事前に東京にあるインド大使館か、外国(首都ならどこでも)にあるインディアンエンバスィーを訪れ、受け付け嬢に「ビザを申請したい」と申し出ます。

恐らくその受け付け嬢は申請用紙をくれるでしょうから、きちっと記入をして、写真を貼って、指定された窓口に提出します。(ここまでは大使館のホームページから用紙をダウンロードして郵送すればOK、の国もあるかもしれません。)

窓口ではスタッフの人が申請書とパスポートをチェックし、決められた金額(ビザ代)を要求します。たとえ予想より高くても下手に文句は付けず、言われるがままに従いましょう。

っとここで、超マニアックなお得情報です。

・インドネシアに入国する場合=どこから入国するか?でビザの代金が変わります。
カリマンタン島から入国すると、ビザ代は約7000円(マレーシアにあるインドネシア領事館で取得した場合)。ところがバリ島の場合には1500円強(到着したデンパサール国際空港で取得した場合)で済むのです。
更に、デンパサール空港で取得する場合は滞在期間によってビザ代金が異なり、7日間までなら500円ほどしかかかりません。なんとなく10日間滞在するよりは7日間を濃密に楽しんだ方が良いかもしれませんね。(ちなみに15ドル払えば1ヶ月間有効です。)

・インドに入国する場合=各国にあるインド大使館によって代金が大きく異なります。
最も安いと思われるのは、スリランカにあるインド大使館で取得することです。そこではなぜか、スリランカ人/アメリカ人/日本人/その他の国籍を持つ者にカテゴライズされており、日本人はスリランカ人に次いで安い約1300円(6ヶ月間出入り自由型)。アメリカ人やその他の国の人たちは、(確か)3000円以上出さないとビザを発行してもらえないという、嬉しいような申し訳ないような、でも一体なぜ?という不思議な優越感を味わえるのです。
ちなみに日本にあるインド大使館でビザ申請する場合は、インターネット情報によれば約7000円とのこと。スリランカに全く興味ない人はともかく、近くして異なる国に寄り道してみるのもアリかと・・・思います。
(スリランカはノービザで入れます。また上記の方法を試す場合、首都のコロンボでビザを申請すると1週間待たされますが、第2の街・キャンディのインド領事館では当日発行してくれるそうです。)



【ノービザで滞在できる期間を超える場合(①の場合)】
滞在している国の入局管理局に行きます。
ここでも受け付け嬢に申請用紙をもらい、記入して写真を貼り、指定された窓口に提出します。そして要求された金額を素直に支払い、提出したパスポートを受け取る日時を聞きます。
パスポートは当日受け渡し可能なこともあれば、後日返却ということもあります。パスポートを取られた状態で数日間を過ごすのは不安なものですが、その間、パスポートを預けていることを証明する紙をくれる場合もある(できるだけもらった方がいい)ので、必要なときはそれをパスポート代わりに使うことができます。

っと、ここでもマニアックな便利情報を。

・フィリピンの入国管理局に行く場合=服装と態度、表情に注意した方が◎です。
外国人の間では非常に悪名高いフィリピン・マニラの入国管理局。短パンにサンダル姿では、警備員が中に入れてくれないことがあるそうです。というのも中の職員が極めてややこしい(偏屈らしい)ので、申請(お願い)する側の私たちは常に笑顔で穏やかにふるまうのが無難、だそうです。
ちなみに「いつも心に太陽を」とつぶやきながら私が訪れたときには、何のトラブルもなく当日中に新しいビザを取得できました。
「お客様は神様」などと本気で考えるのは日本人くらい、と心得ましょう。



以上、私が知る限りのビザ情報です。

観光ビザを自分で取得するのは確かに面倒くさいですが、やってみればそれほど難しくはありません。
各国の大使館巡りをするような気分で、果敢に挑戦してみることをお薦めします。


最後に、ビザ申請時にパスポートと顔写真を持参することをお忘れなく!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿