ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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富士山麓のヤマキチョウ

2022-09-15 17:00:00 | 昆虫

お盆休みに富士山麓で撮ったヤマキチョウです。
この場所は真夏にヤマキチョウが見られる貴重な場所で、
この日も数頭のヤマキチョウを見ることができました。























ヤマキチョウ雄
広い草原を歩き疲れて見晴らしのいい斜面で座っていると、
背後からヤマキチョウが1頭飛んできて目の前を下り50mぐらい先の草地に降りました。
荷物を置いてカメラだけ持ってアプローチするとアザミの花に留まっています。
慎重に慎重に近づいていい距離で留まりものを撮ることができました。
その後、ヤマキチョウは辺りの葉に留まって休んだり別のアザミで吸蜜したりとゆっくりしてくれました。
葉に留まると30分以上動きませんが焦らずじっくりと待つと再びアザミで吸蜜してくれます。
せっかくなので飛びモノを撮ろうと少し下がって構えてプロキャプチャーでチャレンジしました。
構図を修正しながら何度も撮りますが光の加減もあって難しい。。。
それでもヤマキチョウは何度もチャンスをくれるので少しずつ良い写真が撮れるようになりました。
気が付くと2時間以上ヤマキチョウを相手にしていて陽が高くなりました。
もう十分かなと思った12時過ぎにヤマキチョウは元来た道をゆっくり飛んで帰って行きました。
撮影記録を見ると始めが9:43で終わりが12:04分でした。

ヤマキチョウは希少な蝶でこの日もネットを持った輩が2人ウロウロしていました。
ヤマキチョウ狙いで成果はなしと言っていたので安心しました。
多産地とは言っても数は少なく見るのも難しくしてしまったのはこの人たちのせいですからね。
明確に捕獲禁止にしないともう元には戻らないと思います。
あと、草原が乾燥化してササやススキしか生えなくなると蝶も消えます。
シカの食害もヤマキチョウが減る大きな要因になっていると思います。
諸々の要因で消えてい行く蝶なので本当に撮れてよかったです。
もう一度、同じ条件では巡り会えないでしょうね。




比較のため入笠山湿原で撮ったスジボソヤマキチョウも載せておきます。





スジボソヤマキチョウ
こちらは関西の草原にも生息しているのでそう珍しくはありません。
ヤマキチョウとの違いはいろいろありますがスジボシのほうが全体に角ばっていることと、
ヤマキチョウは前翅の突起の下側の縁が赤っぽくなることです。
スジボソは飛ぶのが速すぎて飛翔は撮れませんでした。



おまけショット


ミヤマカラスシジミ
時期的に少し遅くボロばかりでした。
この蝶も富士山麓ぐらいでした確実に見られる場所はないと思います。
翅を開かない蝶ですが艶のある綺麗な蝶でした。







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