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5月30日:ビゲロウ拡張型モジュール、拡張され加圧される

2016年05月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションのビゲロー拡張型活動モジュール(BEAM)の加圧は、東部夏時間午後4時34分(日本時間28日午後5時34分)に始まり、 空気で満たされた八つのタンクは、10分後の午後4時44分にモジュールの完全な加圧を終えた。 BEAM の圧力は国際宇宙ステーションのそれと同等にされ、テスト期間の2年間取り付けられて残るだろう。このモジュールは、詰め込まれた構成で、長さ7フィート(2.1 メートル)、直径 7.75 フィート(2.4 メートル)以下であるが、今、長さ 13 フィート(4メートル)以上、直径約 10.5 フィート(3.2 メートル)になり、重量は約3千ポンド(1,360 キログラム)である。
来週、その構造の完全性を確実にするために BEAM の漏洩チェックが行なわれるだろう。ハッチオープンと BEAM への最初の入室はリークチェックが終了した約1週間後になるだろう。 BEAM は、宇宙の商用利用の育成を可能にする産業界との協力のNASAの約束の一例である。このプロジェクトは、NASAとビゲロー航空宇宙(Bigelow Aerospace)との共同事業である。拡張可能住居は宇宙船では僅かな室ではあるが、拡張後は、宇宙で生活しまた働くのための大きな容量を提供するように設計されている。拡張可能モジュールのこの最初のテストは、調査者達がこの環境をどのようにうまく使うか、また、太陽の輻射、宇宙ゴミ、宇宙の極端な温度からどのように保護するかを評価する場を提供するだろう。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 5月26日木曜日に行われた BEAM の拡張処理(5月6日の記事参照)は不成功に終わっていました。上の処理は、いったん作業を停止し、検討し直した上で行われたものです。写真はコンピュータ創成モデル、右側が後ろ、Progress 63 が最後端です。なお、本ページでは中継放送があるときは、日時、リンク先等をお知らせしていますが、今回のご案内は割愛しました。本サイトは英語に堪能でない方も対象にしていますので、不安定な、また直接放送を聞かないと分からないような変更が予想される中継のご紹介は避けることがあります。それでも、なお、打上前の異常発見による緊急停止など、予測外の変化が起きることがありますのでご注意ください。

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