渦巻銀河 NGC 1398 は、真珠の星達、中央周辺のガスとダストのリングばかりでなく、その中央を横断する星達とガスの棒、遠くからはリボンのように見える渦巻の腕を持っている。このイメージは、チリのパラナル天文台のヨーロッパの大型望遠鏡(VLT)でとられ、印象的な詳細でこの壮大な渦巻を解いている。 NGC 1398 は、恐竜が地球から消えた時代に相当する、約 6500 万光年に横たわっている。この写真写りの良い銀河は小さな望遠鏡でろ座の方向に見ることができる。中央近くのリングは、恐らく、他の銀河との重力の遭遇による、または銀河自身の重力非対称による、星形成の拡大する密度の波である。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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