ヨーロッパ南天文台のアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)は、最近、これまでにバイナリ星システムの構成でとられた最高解像度のイメージの一つを捕えた。ほとんどの星は単独ではなく、一般的に多重の星の一部として、星が一般的に重力の中心を周るシステムを形づくる。示されたイメージの二つ明るい部分は [BHB2007]11 の原始の星達を囲む小さなディスクであり、一方、囲んでいるプレッツェル形(結び縄または腕組みしたような形)のフィラメントは、大きなディスクから重力で引かれたガスとダストである。この星周フィラメントは大雑把に海王星の軌道の半径に及んでいる。この BHB2007 システムは、へびつかい座の、ミルキーウェイの渦巻ディスクから突き出る写真うつりの良いダストとガスのネットワーク、バーナード59とも呼ばれるパイプ星雲の小さな一部である。このバイナリ星の形成プロセスは数百万年内に完成するだろう。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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