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1月30日(月): ウェッブ、星団のダストに満ちたリボンの星の形成を明らかにする/ミッション別ページ

2023年01月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

近くの銀河で最もダイナミックな星形成領域である NGC 346 は謎に満ちているが、今、NASAのジェームズウェッブ宇宙望遠鏡からの新しい発見によって神秘性が減少している。 NCG 346 は、ミルキウェイ銀河に近い矮小銀河小マゼラン雲(SMC)にあり、ミルキウェイと比較して、天文学者達が金属と呼ぶ、水素やヘリウムよりも重い元素の濃度が低く含まれている。宇宙のダストの粒は主に金属で構成されているので、科学者達はダストの量が少なく検出するのは難しいと予想していた。ウェッブからの新しいデータは、その逆を明らかにしている。
天文学者達は、星の形成がそのピークにあった“宇宙の正午(cosmic noon)”として知られる宇宙の時代と小マゼラン雲の中の金属の状況と量が、数10億年以前の銀河達に見られたそれらに似ていることからこの領域を精査した。
ビッグバンのおおよそ20億~30億年後銀河は凄まじい割合で星を形づくっていた。この星形成の出来事のの花火は、今日もなお、我々が我々の周囲に見る銀河達を形づくっている。星達が形成されるとき、それらは、ウェッブ・イメージの中でリボンのように見える周囲の分子雲からガスやダストを集める。その素材は中央の原始星を育てる降着円盤に集まる。天文学者達は、NGC 346 の中の原始星の回りにガスを検出したが、ウェッブの近赤外線観測はまた、はじめて、これらのディスクにダストの検出を印した。

<出典>: 「ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡(Webb Telescope)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 以上は記事の一部の要約です。科学的な解釈は一筋縄ではいかないところがありますが、ハッブルと比較しても、ウェッブのデータが非常に精緻であるところから得られた新しい成果と考え取上げてみました。
なお、この記事は 「ジェームスウェブ宇宙望遠鏡写真集」 にも掲載があります。下記「ミッション別ページ」から。


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<ミッション別ページ>

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