1月の夜空のノート:アステリズムで「点」をつなぐ
12月の夜空では、オリオン座が独特の砂時計の形をしていて、夜空で見つけやすいと言われる。しかし、これが完全な星座ではなく、むしろアステリズム(asterism:星に群れ)であると言ったらどうだろう?
アステリズムは、夜空に浮かぶ星のパターンであり、星座を描きやすい形をしている。歴史を通して、文化は物語、先祖への敬意、計時の一環としてこれらのパターンをつくり出してきた。オリオン座の砂時計は、その多くの例の一つに過ぎない。オリオン座の最も明るい膝は、冬の夜空を織りなす六つの星座にまたがる別の星群の一部であることをご存知だろうか? 多くのアステリズムは、肉眼で簡単に見える明るい星を特徴としている。これらの重要な星を特定し、点と点をつないで形を明らかにする。
今シーズンと以降の、これらのアステリズムを探してみよう。
- ウインター・サークル(右の図):冬の六角形としても知られるこのアステリズムは、ポイントとして、リゲル(Rigel)、アルデバラン(Aldebaran)、カペラ(Capella)、ポルックス(Pollux)、プロキオン(Procyon)、シリウス(Sirius)の星を使って冬の空の大きな部分を占めている。同様に、冬の三角形は、プロキオン(Procyon)、シリウス(Sirius)、ベテルギウス(Betelgeuse)をポイントとして使って見つけることができる。オリオン座のベルトもアステリズムと見なされる。
- 乙女座のダイヤモンド-この春のアステリズムは次の星で構成されている:牛飼い座(Boötes)のアルクトウルス(Arcturus);りょうけん座(Canes Venatici)のコル・カロリ(Cor Caroli);しし座(Leo)のデネボラ(Denebola);おとめ座(Virgo)のスピカ(Spica)。このダイヤモンドの中心にきらめくのは、古代のアステリズム、明るい集団かみのけ座(Coma Berenices or Bernice's Hair)である。
- サマー・トライアングル – 夜が暖かくなると、サマー・トライアングルが天空を支配する。こと座(Lyra)のベガ(Vega)、はくちょう座のデネブ(Deneb)、アクイラ(わし座)のアルタイル(Altair)という明るい星々からなるこの際立ったアステリズムは、文化祭「七夕」のインスピレーションとなっている。また、北十字星のアステリズムを構成するはくちょう座(Cygnus)の白鳥も見つかる。
- ペガサスの大広場(Great Square of Pegasus):秋になるとペガサスの大広場が見える。この正方形のアステリズムは、空の大部分を占め、シェアト(Scheat)、アルフェラッツ(Alpheratz)、マルカブ(Markab)、アルゲニブ(Algenib)の星で構成されている。
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<出典>: Kat Troche(著者名です)
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