オリオンで貴方の空の質をチェックしよう!
夜、いくつの星が見えるのか疑問に思ったことはないだろうか? 光害のない完璧な暗い空の場所からは、優れた視力を持つ人は、一度に数千の星を観察することができる! しかし、悲しいことに、ほとんどの人達は手付かずの暗い空を楽しむことはない。空の明るさを知ることは夜空をナビゲートするのに役立つ。
惑星や恒星の明るさは、見かけの等級、つまり地球からどれだけ明るく見えるかで測定される。目に見える星の明るさは1等星から6等星までで数値が小さいほど明るい。1等級(マグニチュード1)の星は6等級の星の100倍明るく見える。マグニチュード -4 より明るく輝く金星、マグニチュード -1.46 の明るいシリウスのように、いくつかの星達や惑星達は、マグニチュード1よりも明るく輝く。1等級よりもさらに明るく輝く星や惑星もある。光害の多い明るい都市からでも、非常に明るい惑星や星を見ることができる。完璧な空であれば 6.5 等級の暗い星を見ることができるかもしれないが、そのような素晴らしい条件は非常に稀である。世界の多くの地域では、人為的な光害によって、夜間に人々が見ることができるものが大幅に制限される。
空の限界等級は、簡単に言えば、真上を見上げたときに見える最も暗い星の尺度である。したがって、裏庭から見える最も暗い星が5等星の場合、限界等級は5等級である。自分の限界の大きさを知りたいと思うのは何故? それは観察を計画するのに役立つからである。たとえば、空が明るく、限界等級が3の場合、流星群を見たり、暗い星や天体を探したりするのは無駄な努力になる可能性がある。しかし、空が暗く、限界が5であれば、流星や天の川を見ることができるはずである。この数値を知ることは、住まいの地域の光害を測定し、時間の経過による改善または悪化の程度を判断するのに役立つ。光害はすべての星観察者にとって懸念事項である!
自分の住んでいる地域の限界の大きさをどのように把握するか? スマートフォンのアプリやスカイクオリティメーターなどの専用デバイスを使用することもできるが、自分の目や明るい星座のチャートを使用することもできる。 夜空の星ネットワーク(Night Sky Network) では印刷可能なダークスカイホイールを無料で提供している。
各ホイールには、星座の星を示す六つの「くさび」があり、1〜6に分けられている。精度を最大にするには、日没後かなり経ってから星座が空の高い位置にあるときにホイールを使う。満月のときと新月ときの違いを比較する。始める前に、貴方の暗い視野が最高の状態になるように20分間目を慣らそう。赤い光は、プリントアウトにおける星達を比較しているときの、あなたの夜間の視力を保つのに役立つだろう。
<ひとこと>: 左上の図のリンク先では、さそり座の星が描かれた図、および、オリオン座の星が描かれた図を見ることができます。
<出典>: Check Your Sky Quality with Orion
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