日本の小型月着陸実証機(SLIM)の準備が整い明日着陸を実行します。
中継放送がありますのでご覧ください。
小型月着陸実証機(SLIM)の着陸降下準備フェーズへの移行について
(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構:JAXA 発表)
JAXA は、小型月着陸実証機(SLIM)の月周回軌道投入以降の運用結果や今後の計画を踏まえて着陸降下への準備が整ったことを確認しましたので、2024年1月10日に着陸降下準備フェーズへ移行することを決定し、2024年1月14日17時32分(日本標準時)に遠月点降下マヌーバ(※1)を正常に実施・完了しました。その後、高度約600kmの円軌道に予定通り投入されたことを確認できましたので、併せてお知らせいたします。
現在、探査機の状態は正常です。
今後は、近月点降下マヌーバを実施し、2024年1月19日に近月点を高度15kmまで低下する予定です。その後、1月20日午前0:00頃(日本標準時)に着陸降下を開始し、同0:20頃(日本標準時)に月面着陸を予定しています。
なお、月面着陸直前の2024年1月19日23:00より、JAXA YouTube公式チャンネル「JAXA Channel」にてライブ中継番組を配信予定です。是非ご覧ください。
※1 マヌーバ:宇宙機に搭載されている推進剤を噴射して、位置や姿勢を制御すること
<ひとこと>: 視聴は
「小型月着陸実証機 SLIM ピンポイント月着陸ライブ・記者会見(JAXA Youtube:日本語)」
SLIM Moon Landing Live & Press Conference(英語) から。
<出典>: SLIM
<参考> SLIM ミッションの目的(SLIM Project 概要説明資料 .pdf) から。
SLIM(Smart Lander for investigating Moon)は、以下の2つの目的を達成することで、将来の月惑星探査に貢献することを目指した JAXA プロジェクトです。
【目的 A】月への高精度着陸技術の実証を目指す ◦ 従来の月着陸精度である数 km ~ 10 数 km に対して 100m オーダーを目指す
◦ キーとなる技術は、「画像照合航法」および「自律的な航法誘導制御」
【目的 B】軽量な月惑星探査機システムを実現し、月惑星探査の高頻度化に貢献する
◦ 小型・軽量で高性能な化学推進システムの実現
◦ 宇宙機一般で中核をなす計算機や電源システムの軽量化
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