天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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2月12日: 上空からの冬季オリンピックの視界/お知らせ

2018年02月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1924年に最初に冬季オリンピックが開かれて以来、アジアでは二回、しかも日本で二回で開かれただけだった。今年、ゲームは、韓国の北東部の都市、ピョンヤンとカンヌンの新しいホームで見られるだろう。これらの二つの都市が、2018年1月26日にランドサット8号のオペレーショナル陸地画像装置(OLI)で撮られたこの自然色イメージに見える。気象学者達は、バンクーバー(2010)とソチ(2014)の季節外れに暖かいゲームに比較して、この第23回冬のオリンピックの激しい冷温を予想している。実際に、2018年オリンピックは、非常に冷たい西風がシベリアから吹き込む傾向があり、このゲームの歴史で最も冷たいかもしれない。ピョンヤンの2月の長期の低温の平均は摂氏 -10.5 度、高温の平均は摂氏 -0.4 度である。
 冬季オリンピックの間に、NASAは、研究者達が地上と宇宙からの雪をどの程度良く測定できるかを調査し、吹雪の予測のためにより良いデータを提供するだろう。(以下略)

<出典>: 「地球(Earth)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間2月11日(日)午後5時58分に予定された国際宇宙ステーション貨物船プログレス69号の打上は、エンジンが点火せず失敗に終わりました。今後の予定は未定です。「ホームページ」の「国際宇宙ステーションは今」 から。

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2月11日: 冬季五輪/お知らせ

2018年02月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日、2018年冬季オリンピックが公式に始まり、コペルニクス・センチネル2号ミッションは韓国の平昌(ピョンチャン:Pyeongchang)に我々を誘った。平昌はソウルの約180キロメートル南東、 太白(テベク:Taebaek)山脈 にある。
このアニメーションは、開会式・閉会式が開かれるオリンピック・スタジアム、アスリートがボブスレやリュージュを競うスライド・センターなどの、いくつかのイベントのサイトを示している。このイメージは2018年1月30日にとられた。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<アニメーション>: イメージをクリック(mp4)

<お知らせ>: 速報:追記 2月11日(日)午後6時前に予定された国際宇宙ステーション貨物船プログレス69号の打上は、エンジンが点火せず失敗に終わりました。今のところ(午後6時)今後の予定は不明ですが打上は延期されると思われます。

今日2月11日午後5時半から、国際宇宙ステーション貨物船プログレス69号の打上中継放送があります。今回の打上は3時間半でステーションに到着するという初めてのスケジュールで実施されます。到着の中継は午後8時半から。参考までに最長は2日間(例:金井飛行士達のフライト)、最近は6時間が一般的です。詳細は 「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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2月10日: 雲による船のサイン/お知らせ

2018年02月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

大西洋を動き回る船が、ポルトガルとスペイン沖で、明るい十字に交差した雲の尾のパッチワークをつくり出した。船の轍(ship tracks)として知られるこの狭い雲は、船が排出する汚染の小さい粒の周りに水蒸気が凝縮するときに、あるいは排出したガスからつくられる。一般的に、船の轍は低く横たわる層雲や積雲が存在するところにつくられる。船で発生する汚染粒子のあるもの(特に硫酸塩)は水に溶け、雲の滴を形づくる種として機能する。船の排気による雲は、汚染されていない雲より多くまた小さな滴を持っている。その結果、汚染された雲を打つ光は多くの方向に散乱し、汚染されてない海の雲より明るく厚く見せる。アクア衛星に搭載された中間解像度画像分光放射計(MODIS)は、2018年1月16日にこの自然色のイメージを捕えた。十字に切る雲のあるものは、端から端まで数百キロメートルにも伸びている。雲の狭い端は最も若く、広い波形の端は古い。

<出典>: 「アクア衛星(Aqua satellite)」

<大判>: イメージをクリック

お知らせ>:明日2月11日午後5時半から、国際宇宙ステーション貨物船プログレス69号の打上中継放送があります。今回の打上は3時間半でステーションに到着するという初めてのスケジュールで実施されます。到着の中継は午後8時半から。参考までに最長は2日間(例:金井飛行士達のフライト他)、最近は6時間が一般的です。詳細は「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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2月9日: 国際宇宙ステーションの宇宙科学

2018年02月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

頭上400キロメートル、地球を90分ごとに周っているのは人類の軌道の最前線、国際宇宙ステーションである。このイメージの下右側に部分的に見られるヨーロッパの宇宙最初の調査施設コロンブス・モジュールは、10年前の今週届けられた。それは、流体物理、素材科学、生命科学、宇宙科学での広い話題に関連する微重力状態実験の多くのホームであった。ここに描かれているのは、2009年の船外活動の間に、NASAの宇宙飛行士ジョン・オリバスとニコル・ストットが、コロンブスの外側に取り付けられたヨーロッパの技術露出施設を、地球での分析のために回収している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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<ひとこと>: 国際宇宙ステーションの調査施設には、ヨーロッパのコロンブスの外、NASAのデスティニと日本宇宙航空研究開発機構の「きぼう」モジュールがあります。

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2月8日: コロンブス研究室、国際宇宙ステーションで10周年

2018年02月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2008年2月7日、スペースシャトル・アトランティスに積まれたヨーロッパ宇宙機関のコロンブス研究室モジュールが国際宇宙ステーションに向かう準備が整っている。コロンブスと七名のクルーは、NASAのケネディ宇宙センタの打上台39Aから 19:45 GMT に打上げられた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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<ひとこと>: 解説は要約しています。詳細は「ホームページ」の「国際宇宙ステーションは今」から。

 

右図は国際宇宙ステーションのロボットアームでアトランティスの貨物室から取り出されるコロンブス・モジュール。

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2月7日: ハッブルからの明るい惑星状星雲 NGC 7027/お知らせ

2018年02月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1878年に最初に発見された星雲 NGC 7027 は白鳥座の方向に標準的な家庭の望遠鏡で見ることができる。部分的に不明瞭な場所としてのみそこに現れるので滅多にその名前が呼ばれない。しかしながら、地球軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡によってイメージが撮られるとき大きな詳細が明らかになる。 NGC 7027 の調査中のハッブル・イメージは、それが約600年前に拡大し始めた惑星状星雲であり、我々の太陽の質量の約3倍を含み、ガスとダストの雲が異常に大きいという理解に結びついた。割り当てられた色で描かれた、この解かれた、層になった、ダストのレースで飾られた NGC 7027 の形は、宇宙の熱狂者達にお馴染みのアイコン、枕星雲(Pillow Nebula)として思い出させるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お知らせ>: 2月7日朝、スペースX社のファルコン重量ロケットの打上テストが行われました。このロケットは、現状では世界で最も重い搭載物を運ぶことができ、月や火星に有人宇宙船を送ることも視野に入れています。詳細と打上結果は「ホームページ」の「トップニュース」をご覧ください。

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2月6日: FUGINプロジェクト:見えない天の川の大規模探査〜最も詳しい電波地図づくり

2018年02月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

夜空の条件のよい場所なら私たちの目で観察できる天の川ですが、写真を撮ってみると星があまりない場所がいくつかあることがわかります。これは、私たちの天の川銀河にあるガスや塵(ちり)によって、その向こう側の星の光が隠されているからです。国立天文台野辺山宇宙電波観測所梅本智文助教を中心とした、筑波大、名古屋大、上越教育大、鹿児島大など多くの大学の研究者にて構成された観測チームは、野辺山45メートル電波望遠鏡を使って、人類史上最も広大で詳細な天の川の電波地図作りを2014年から2017年にかけて実施してきました。その結果、これまでの地図に比べておよそ3倍の詳しさで、満月520個分に相当する大きさの地図を作成することに成功しました。作成されたこの地図からは、天の川銀河全体という大きなスケールから個々の星の誕生に直結する分子雲コアなどの構造までの星間物質の構造を調べることができます。特に、これまでの地図では判別できなかった多数のフィラメント構造が存在することが明らかになりました。これは、星の誕生に関する重要な鍵になると考えられています。この電波地図は、今後の観測研究の土台となる基礎データとして使用されます。このデータからさらに多くの新発見が生み出されると期待されます。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

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2月5日: 宇宙気象の影響

2018年02月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙気象は太陽活動によって影響される宇宙の環境条件に関連している。ヨーロッパの経済において、今日、多数のセクターが宇宙気象に影響を受ける可能性がある。これらの範囲は、特に北半球の、宇宙ベースの遠隔通信、放送、気象サービス、ナビゲーションから、送電、地上通信にまで及ぶ。太陽活動の一つの重要な影響は、上層大気への宇宙気象効果に起因する衛星ナビゲーション・サービスの撹乱に見られる。これは、言い換えれば、正確なポジショニングに依存している、航空、道路輸送、船、その他の如何なる活動にも影響を及ぼす可能性がある。軌道の衛星では、宇宙気象の影響は、通信、パフォーマンス、信頼性、全体的な寿命の減退に見られる可能性がある。(以下略)

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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<ひとこと>: 昨日の記事の続きとして取り上げました。

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2月4日: 虹のオーロラ/お知らせ

2018年02月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽の活動は我々の宇宙環境の撹乱の原因となり科学者達はそれを「宇宙気象」と呼ぶ。これは、太陽から流れ出る帯電粒子が我々の大気の帯電粒子と衝突することによって生み出されるオーロラを引き起こす。英国に拠点を置くカメラマン Ollie Taylor は、今週、アイスランドから、湖、滝、虹、緑のオーロラの筋を結合した、全て月光を浴びた美しい光景を捕えた。
太陽活動の影響は、特に北の緯度の、宇宙データ通信、放送、気象サービス、ナビゲーション、電力供給、地上通信など、ヨーロッパ経済の多くのエリアが宇宙気象に影響を受ける。特に顕著な影響として、超高層大気における宇宙気象の撹乱による影響、ガリレオ衛星のような衛星位置情報サービス(その他 GPS や日本の「みちびき」など)がある。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 2月3日土曜日午後2時3分に SS-520 5号機による超小型衛星の打上実証実験が行われ。打上は成功しました。記事並びに録画を見るには 「ホームページ」 の 「アストロトピックス」 から。

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2月3日: 1月31日皆既月食/お知らせ

2018年02月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1年で最も寒さが厳しい季節。凍てつく冬の夜空を煌々(こうこう)と照らしていた満月は徐々に地球の影の中に入り、およそ1時間後にはまぶしい輝きを失って暗く赤い色の月に姿を変えました。皆既月食――夜空に浮かび上がる赤銅色の月の姿、そして、漆黒の夜空で一斉に輝きを取り戻した冬の星々。1時間あまりにわたって、空高く昇った皆既中の月と賑やかな冬の星座たちの共演を心ゆくまでたのしむことができた夜でした。
 日本全国で部分食の始まりから終わりまで見られる皆既月食が起こったのは、2015年4月4日以来およそ3年ぶりでした。ただ前回は、皆既食の時間がわずか12分だったこと、天候に恵まれなかった地域が多かったことなどから、今回の皆既月食を待ちわびていた人も多かったことでしょう。2018年7月28日には、再び全国的に見られる皆既月食が起こりますが、月食の途中で月の入りを迎えてしまいます。とくに、北海道、青森県、岩手県では一部の地域を除き、皆既食が始まる前に月の入りとなるので、部分食しか見ることができません。その次に日本全国で条件のよい皆既月食が見られるのは2022年11月ですから、それまでは4年以上待つことになります。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 今日2月3日午後2時3分~午後2時3分に、延期されてきた小型打上ロケット SS-520 5号機による超小型衛星打上げの実証実験があります。中継放送(1時45分開始)はイメージをクリック。

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2月2日: 国際宇宙ステーション、満月を通過する/お知らせ

2018年02月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2018年1月30日火曜日に、バージニア州アレキサンドリアから、秒速約5マイル(8キロメートル)で月を通過している国際宇宙ステーションがシルエットで見られる。搭乗しているのは、NASAの宇宙飛行士達ジョー・アカバ、マーク・バンデ・ハイ、スコット・ティングル、ロシアの宇宙飛行士達アレキサンダ・ミサーキン、アントン・シュカプレロフ、そして、日本の宇宙飛行士金井宣茂である。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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<お知らせ>: 今夜2月3日午前0時半過ぎから、国際宇宙ステーションで、6時間半のロシアの船外活動が予定されています。詳細は、「ホームページ」の、 「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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2月1日: 1月31日のスーパームーンと皆既食

2018年02月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

湘南地方で撮った皆既食

  スーパーブルームーン: 07:15 pm

  

 

 

 

 

 

  部分食: 09:15 pm

 

 

 

 

 

 

  皆既食(最大:最も暗い): 10:30 pm

 

 

 

 

 

 

<出典>: 「オリジナル」

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