天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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2月13日: アイランド・ラブ(Island love)

2019年02月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

バレンタインデーが近づき、我々の愛を、親しい人にまた近親に表明するだろう。そして、恐らくそれは、愛と保護を必要とする我々の美しいホーム惑星、地球を含むだろう。しかし、宇宙から捕えられるイメージは、地球の美しさを、また、実際にはその脆さを思い起こさせるものとして用いることができる。

<出典>: 「地球観測(Observing the Earth (ESA))」

<大判>: イメージをクリックすると Youtube のアニメーションにリンクしています。

<ひとこと>: 記事は要点のみ。

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2月12日: 嫦娥4号ローバー、視界に入る

2019年02月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2019年1月30日、NASAの月偵察軌道船のカメラ(LROC)は、中国の嫦娥(じょうが)4号着陸地点を中心とした、フォン・カルマン・クレータのフロアを横断して見る壮観な縁のショットを得た。その時、月偵察軌道船(LRO)は、着陸地点から200キロメートル以上にあった。このため、嫦娥4号は僅か数ピクセルであり、ローバーは識別できなかった。続く日、月偵察軌道船は、他の視界を捕えるために再び近くを飛んだ。今度は、小さな玉兎2号ローバーは、着陸船の北に2ピクセルで示された。また、着陸船とローバーによって投げられた影も見えている。フォン・カルマン・クレータの形成の後の何時か、このクレータ・フロアは玄武岩の溶岩で覆われた。嫦娥4号は、月の遠い側の玄武岩の構成の測定を集め、月科学者達はこれらの結果を待つだろう。遠い側の火山の岩は近い側の玄武岩と異なるのだろうか?我々はそれを知るのを待っている!

<出典>: 「月偵察軌道船(LRO)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: ローバーは矢印 ← の先端、着陸船は → の先端にある。北は右上。右上のイメージはそのポイントを切り出し大幅に鮮明化してある。右下の図は月面裏側のフォン・カルマン・クレータに降り立った玉兎2号ローバー(1月3日:参考図)。

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2月11日: 宇宙飛行士達、米国の宇宙船をステーションから解放する

2019年02月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

米国の商用貨物船シグナスは、いくつかのキューブ衛星を複数の軌道に配備する拡張ミッションの後、2月25日に軌道を離脱し、太平洋上で燃え尽きるために地球の大気に入る予定である。去る2月8日、地上の管制官達が、遠隔操作で、係留されていた国際宇宙ステーションのユニティモジュールの地球に面するポートから貨物船のボルトを外した後、NASAの遠征58アン・マクレインとカナダ宇宙局のデイビッド・サン‐ジャックが、貨物船を切離すためにロボットアームを使った。この商用補給サービス契約ミッションは、遠征58が科学調査を行うための、何十もの新しい調査機器を届けた。新しい実験には、3Dプリントおよびリサイクル、星くずからの天体創造シミュレーションなどがある。インストールされた3Dプリンターは、廃棄されたまたは以前につくられた不要のプラスチックを再利用する長期の宇宙飛行のための実証実験である。コンドリュール構成実験は、シミュレートされた高エネルギー、低重力環境で、惑星、月、その他のオブジェクトが、どのように宇宙で形成されるかを調査する。シグナスは、NASAとの10回目の商用補給ミッション契約で昨年11月17日に打上げられ、11月19日にステーションに着いた。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station BLOG)」

<大判>: イメージをクリック。

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2月10日: 「きぼう」モジュールのキューブ衛星放出装置

2019年02月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士、遠征58アン・マクレインが、日本の「きぼう」研究室モジュールの中で働く。彼女は、日本の「きぼう」モジュールの外でキューブ衛星を放出するために、「きぼう」のエアロック内で、小型衛星放出装置をセットアップしている。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

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2月9日: 2018年は四番目に暖かい年、温暖化傾向続く

2019年02月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAとNOAA(米国海洋大気圏局)による独立した分析によれば、2018年の地球の広域地表温度は、1880年以降で四番目の暖かさであった。NASAの科学者達によれば、2018年の広域な温度は、1951~1980平均より 0.83 度暖かかった。広域の2018年の温度は、2016年、2017年、2015年の次にランクしている。この5年間は、全体的に、近代の記録で最も暖かい年である。1880年代以降、平均の広域地表温度は摂氏約1度上がった。この温暖化は、大部分が人間の活動に起因する、主に二酸化炭素と他の温室効果ガスの大気への放出の増加によって駆動されている。

<出典>: 「気象(Climate)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 詳しくはアニメーションでデータが提供されています。上のリンクから直接、または こちら(Youtube) から。

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2月8日: シグナスとその際立つシンバル形のソーラーアレイ/お知らせ

2019年02月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションがアルゼンチン沖の大西洋上262マイル(419キロメートル)を周ったとき、ノースロップ・グラマンからの米国のシグナス貨物船とその際立つシンバル形の超柔軟(UltraFlex)ソーラーアレイが描かれる。写真の上中央には、シャッタが開かれた、七つの窓を持つキューポラがある。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: シグナス貨物船は、日本時間2月9日土曜日午前1時10分に、国際宇宙ステーションから切離されます。中継放送の時刻などは「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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2月7日: これまでに宇宙船によって訪ねられた小惑星と彗星

2019年02月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「はやぶさ2号」が「りゅうぐう」に到着した2018年6月現在の、クローズアップで撮られた小惑星と彗星の18のうちの17の集合写真。このバージョンはカラーであるが、それらの天体を相対的に正しい反射率または明るさでは示していない。ルテティアより何倍も大きなベスタ(Vesta)とケレス(Ceres)の二つは含まれていない。これは2018年の暫定的なバージョンである。ベンヌ(Bennu)は現在灰色の点で見られるが、今年後半に、新しいオシリス-レックス・イメージと置き替えられ、このイメージは更新されるだろう。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判(10500x6268 21.78MB)>: イメージをクリック。

<ひとこと>: このイメージの原版は非常に大きなものです。見やすい程度の大きさに縮小したイメージは ホームページ から。これらの中で、現在探査中のものは「はやぶさ2」の「りゅうぐう」とNASAの「オシリス-レックス」の「ベンヌ(Bennu)」の二つ。なお、ベスタとケレスは球形の、冥王星に近い大きな天体であり、このイメージには入りきれません。

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2月6日: インサイトの地震計、今、火星でシェルターを持つ/お知らせ

2019年02月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのインサイト着陸船は12月19日以降火星の地表にセットした地震計を調整してきた。この地震計は、火星や他の岩の惑星がどのように形成されたかを理解するのに役立つ、火星の深い内部の初めての観察を与えるだろう。機器の風と熱シールドは、そのデータに「ノイズ」加える恐れがある風の通過から保護するのに役立つ。インサイトの地震計に対する更に大きな懸念は、地震計の中の金属のスプリングや他の部品を膨張させ縮小させる可能性がある温度変化である。インサイトが着陸した所は火星の一日を通して温度が摂氏94度上下する。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 昨年12月に火星に着いたインサイト着陸船は、火星の地表での振動や伝播などを捕らえて火星内部構造を探る目的を持つ固定型着陸船です。この機器の調査の結果は、水星、地球など、いわゆる太陽系岩石惑星の成り立ちのヒントをもたらすことが期待されています。

<お知らせ>: 今日、2月6日(水)午後3時~4時、小惑星探査機「はやぶさ2」に関する記者説明会があります。 JAXA の小惑星探査機「はやぶさ2」は、現在、リュウグウの中心から約20キロメートル上空のホームポジションで着地の準備を行っています。 今回の説明会では「はやぶさ2」の現在の状況、着地のスケジュールについて説明が行われる予定です。中継を見るにはイメージをクリック(Youtube)するまたは JAXA のサイト から。また、イメージでは今回命名されたリュウグウの地名を見ることができます。

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2月5日: キュリオシティ、火星のヴェラ・ルービンの尾根に別れを告げる

2019年02月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのキュリオシティ・ローバーはヴェラ・ルービンの尾根で最後の自画像をとり、シャープ山のクレイ(粘土)領域に向かって下った。この火星の捩じれた隆起は一年以上このローバーのホームであり、科学者達に新しいサンプルと新しい疑問を提供してきた。12月15日に、キュリオシティは、ロックホールと呼ばれる隆起の場所で19番目のサンプルをとった。
キュリオシティは2017年9月以降この隆起を調査してきた。キュリオシティは、今、この隆起の南のトラフにある「粘土を含んだユニット」に向かっている。

<出典>: 「キュリオシティ(Curiosity)」

<動画>: イメージをクリックして動画をご覧ください。 右側はアポロミッションで活躍した月面探査車です。但し、こんなに速く動くことはありません。

<ひとこと>: この記事は独自に編集しています。火星では、これまで、ソジャナー(1997年7月:電子レンジの大きさ)、スピリッツとオポチュニティ(2004年1月)、キュリオシティ(2012年8月:小型バス大)の4機のローバー(探査車)が活動してきました。ソジャナーは親宇宙船を持ち、その周辺近くを調べましたが、スピリッツとオポチュニティ以降は親機を持たず単独で広範囲に活動してきました。今、健在なのはキュリオシティのみ。オポチュニティとは通信を回復すべく努力が続けられています。これらの詳細は「ホームページ」の 「火星探査写真集」 から。

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2月4日: ニューホライズンズからのウルティマ・トゥーレ

2019年02月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

遠い小惑星は、太陽の近くのものとどのように異なるだろう? NASAは、これまでに人間の宇宙船が訪れた最も遠い小惑星、ウルティマ・トゥーレ(Ultima Thule:“世界の果て”の意)と名付けられた古典的なカイパー・ベルト・オブジェクト 2014 MU69 を通り過ぎるために、ロボット・ニューホライズンズ宇宙船を送った。今年1月1日に長さ30キロメートルのこの宇宙の岩を通り過ぎたときのこのイメージは、ウルティマ・トゥーレの表面の最も高解像度の写真である。ウルティマ・トゥーレは比較的少ないクレータとほぼ球形の二つのロブ(塊)の変わった地表の模様を示し、内部太陽系で撮られた小惑星とは異なっているように見える。その形は、ウルティマとトゥーレの二つのオブジェクトの、初期の太陽系の破片の合併から形成されたと仮説された。ウルティマ・トゥーレの異なる表面の起源、薄い大気を持っているか否か、その赤い色をどのように得たかを理解するための、また、この古代の太陽系の新しい知識が地球の形成について何を語るかの調査が続くだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: ニューホライズンズは、2015年7月14日に冥王星とその衛星を接近通過したNASAの冥王星探査衛星です。冥王星は大変遠距離にあり、 宇宙船を軌道に入れる制御が難しいため、この宇宙船は冥王星の傍らを通過して観測し、その後カイパー・ベルト・オブジェクト 2014 MU69 に向かっていました。ホームページから 1月4日の記事 を参照。

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2月3日: コロンビアからの日の出

2019年02月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2003年1月22日の飛行7日目、スペースシャトル・コロンビアクルーがキャビンからの日の出を捕えた。このミッションでは科学調査として7名のメンバーを運び、1月16日にその年最初のシャトルミッションとして打上げられた。16日間のミッションを終えた後、2月1日に、 コロンビアとそのクルーは、再突入の際の着地前16分の東部標準時午前9時ごろにテキサスの東で失われた。
NASAは、2月7日木曜日の“NASAの追憶の日”に、アポロ1号、スペースシャトル・チャレンジャーとコロンビアクルーを含む、探査と発見を進めている間に生命を失った者全てに弔意を表するだろう。

<出典>: 「スペースシャトル・コロンビア(STS-107)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: この事故はNASAの宇宙開発に大きな影響を与え、スペースシャトル計画の廃止に結びついた。以降、国際宇宙ステーションとのクルーの往復はロシアのソユーズに頼ることになる。今月、米国の新しいクルー船が無人で打上げられテストされる予定である。国際宇宙ステーションには既に新しいクルー船到着に備えたドッキング機構が用意されている。

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2月2日: アポロ11号着陸地点のパノラマ

2019年02月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

これは月の静の海のアポロ11号着陸地点の壮大な孤独を通して見ている。このイメージは、1969年7月20日の着陸直後に、イーグル月着陸船の窓の外を見たニール・アームストロングによってとられた。遠い左のフレームは、他の世界で人間によってとられた最初の写真である。左手前に南へ向かう推進装置のノズルを見ることができ、右にイーグルの影が西に向かって見られる。スケールとして、右側の大きな浅いクレータは直径約12メートルである。これらのフレームは、着陸の約1時間半後に、月面を歩く前に早めの出発が必要な場合に備えて、最初に着陸地点を記録するために月着陸船の窓からとられた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 今年はアポロ11号が月に着陸して(人類が地球以外の天体に降り立って)半世紀になります。このコーナーでは折を見てアポロの活動を振り返っています。

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2月1日: 南極大陸のスポットライト

2019年02月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この霊妙なイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のフェロー Daniel Michalik によってとられ、2017年の王立協会写真競技の決勝進出の候補になった。これは南極大陸の美しい光景を捕え、他の場所ではほとんど見ることができない、乾燥した、冷たい環境の珍しい天の現象「光の柱(light pillar)」を提供している。月が明るい光の柱と下の凍った平原を照らしている。これは、月の光の反射と氷の結晶による屈折に起因している。ハローや弧、及び 幻日あるいは幻月 を含む、南極の不思議を示すいくつかの現象の背後には大気の氷の結晶がある。月の左上に木星が明るい点として見える。この写真は低コントラストと露出調整による一回の長い露出である。これは摂氏 -60°下でとられた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

 

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