オリオンと嵐の海
2022年12月5日、 無人探査機「オリオン」に搭載されたカメラは、オリオンが月の帰還フライバイに近づいたときの様子を捉えた。 オリオンの拡げられた太陽電池アレイの一つの向こうに、嵐の大洋(Oceanus Procellarum:ラテン語のNASA)の西端に沿って暗く、滑らかな地形にある。 月の近い側にある嵐の大洋で際立つこの嵐の海(Ocean of Storms:英語の名)は、月の溶岩で溢れた海(maria)の中で最大のものである。 月の夜と昼の間の影の線、月の昼夜境界線(terminator)がこのフレームの左側に沿って走っている。ソーラーアレイの翼の右側の端に覗いているクレータ・ケプラーとともに、直径41キロメートルのクレータ・マリウス(Marius)が上中央にある。ケプラーの明るい光が北と西に伸び、暗いフロアのマリウスに届いている。オリオン宇宙船は2022年12月11日にそのホームの世界に着いた。この歴史的なアルテミス1ミッションは、惑星地球の水を溢れた太平洋へのオリオンの成功した着水とともに終わった。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Astronomy Picture of the Day
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<お知らせ>
1、2024年1月9日、NASAは月探査アルテミス計画の大幅な変更(遅れ)を発表しました。
詳細は解説記事が発表され次第掲載します。
2、NASAは火星への模擬飛行実験に着手しました。
以上、下表の「宇宙科学の話題」から。
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