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2011年08月24日 23時44分32秒 | 機材
最近の天文雑誌の入選作品のデータを見ると、プリンターで出力してある作品が多い。
行きつけのカメラ屋も無くなったし、カメラのキタムラでプリントしたらものすごく不自然なプリントを渡された。
そろそろ自宅のプリンターで出力できるようにしなければと思っていた。
しかしそのまま印刷すると、モニターとはかけ離れた色、明るさでプリントされる。
1枚1枚印刷しながら修正していったのでは、用紙もインクもひどく消費するので効率が悪い。

画面とプリントした物を合わせる方法としては、
①各色の調整ができるモニターを使って、プリントアウトしたものとモニターをできるだけ合わせる方法。
②機器を使ってモニターとプリンターのキャリブレーションをする方法。
があるようだ。たぶん。
残念ながら①も②も該当する機器は持ってないので、どちらかを購入することになる。
正確に合わせるには・・・   ②だろうと思われるので、モニターもプリンターもキャリブレーションができるSpyder3 studio SRを購入した。
セットはキャリブレーションツールがアルミケースに納められている。


詳しいやり方は説明書にはほとんど書いてないので、ホームページに動画があるので、それを見ながら行っていく。
モニターのキャリブが終わったら、プリントのキャリブに入る。実際に使用する用紙にターゲットパッチの印刷を終えたところ。


このパッチを分光色彩計で読ませていく。

4枚のパッチを読ませるのに10~15分ぐらいかかった。
全部読み込ませると、使用するプリンタ用紙に合わせたプロファイルが作成される。これを使ってプリンターの色補正を無しにしてプリントすると画面に近い色で印刷される。

  
キャリブする前にプリントしたものと見比べると、明らかにキャリブした方の色が画面に近くなる。
色が大幅に違うということはなくなったが、明るさがやや暗めに出力されるのでまだまだキャリブが必要そうである。
コメント (4)
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