最近は毎日予備校に来ると、インフルエンザによる学校休講情報(鳥取県における学校等の閉鎖状況)をチェックするようになりました。
小・中・高と感染は確実に拡大しているようですね。
センター試験に影響が出ないようにと祈るばかりですが、皆さんも健康管理に十分気をつけて、
・無理をしない、体調不良になった場合は必ず休むこと
・せきエチケットに気を配る
を心がけてください。
さて、先週に引き続き2010入試の動向分析、今日は私大編です。
■私立大-地元志向が鮮明に 都市部難関大で志望者減少
私立大の志望者数は、全体で前年比100%、方式別では一般方式101%、センター方式99%と、前年とほぼ変わらない。国公立大では志望者が増加していることと比較すれば、私立大がやや敬遠されている様子がうかがえるものの、私立大の総志願者数は今春並みと見込まれる。
詳細をみていくと、今春入試でみられた傾向がより色濃くなっている。
1点めは「他地域大学の敬遠(=地元志向)」傾向である。第2回全統マーク模試受験者の志望大学を、地元エリアと他地域エリアに分けて志望入数を比較すると、地元エリア大学では記入数が102%と増加しているが、他エリア大学では96%と減少している。これをさらに一般・センターの方式別に比較すると、他エリア大学の記入数は一般方式で97%と減少幅は小幅にとどまるのに対し、センター方式では前年比94%と大きく減少している。募集人員が少ないセンター方式での志望を減らして一般方式に的を絞ることで、確実に合格を狙う志向が強くなっている。
2点めは「都市部難関大で志望者減少」傾向が見られることである。先ほど触れた他地域大学の敬遠で一番影響を受けているのが、都市部の難関大である。とくに志望者減少が顕著なのは、東西の最難関グループ「早慶上理」「関関同立」である。「早慶上理」では前年比95%、「関関同立」では同97%と、それぞれ大きく志望者数を減らしている。この傾向は今春入試でも見られたが、同様の傾向が来春入試でも続きそうな気配だ。
なお、この2グループの大学を含んだ主要21大学合計の志望者数は前年比99%である。これに対して志望者の減少が続いていた「その他の大学」では前年比101%となっており、近年拡大していた2極化傾向にも歯止めがかかっている。
首都圏の大学の動向に注目すると、「早慶上理」では他地域からの志望者の減少に加え、地元でも志望者の減少がみられる。「MARCH」では他地域志望者は減少しているものの、地元志望者は増加しており、前年比は101%の前年並みとなっている。「日東駒専」では地元志望者が大きく増加しており、グループ全体の志望者数も前年比108%と大きく増加している。このほかの中堅私立大でも志望者の増加が目立ち、「無理をしない志望校選択」が行われている様子がうかがえる。この傾向は他の地区にも見られ、先ほど触れた「その他大学」の志望者減少に歯止めをかけている。
2009年度入試では、景気悪化が多くの受験生の志望が固まっている秋以降であったことから、その影響があまり見られなかった。しかし、来春入試では、「国公立大人気」、私立大では「地元志向」「無理をしない志望校選択」など不況時独特の動きがはっきりあらわれており、これらが来春入試の特徴となりそうである。
以上河合塾 KEI-NETより
う~ん、早慶上理(早稲田・慶應義塾・上智・東京理科)や関関同立(関西学院・関西大学・同志社大学・立命館)でいくら志願者減少傾向にあっても、入試難易度にはたいして影響が出ないんですよねえ。志願者が少ないときには逆に合格者を絞り込んで、入学する学生の質を確保したい、というのが最近の上位難関大の傾向のように思われます。
ですから受験生の諸君は志願者減に踊らされないこと!
受験に王道はありません、一日一日、一問一問の積み重ねしか合格に結び付かないと思って精進していってください。
前回の国大編と合わせて鑑みると、どうも不況時の志望シフト
①国立・地元志望
②文低理高
が鮮明に表れそうです。
当てはまるひとも当てはまらないひとも、がんばれ受験生!
センターまであと80日、気合入れていこう!!
小・中・高と感染は確実に拡大しているようですね。
センター試験に影響が出ないようにと祈るばかりですが、皆さんも健康管理に十分気をつけて、
・無理をしない、体調不良になった場合は必ず休むこと
・せきエチケットに気を配る
を心がけてください。
さて、先週に引き続き2010入試の動向分析、今日は私大編です。
■私立大-地元志向が鮮明に 都市部難関大で志望者減少
私立大の志望者数は、全体で前年比100%、方式別では一般方式101%、センター方式99%と、前年とほぼ変わらない。国公立大では志望者が増加していることと比較すれば、私立大がやや敬遠されている様子がうかがえるものの、私立大の総志願者数は今春並みと見込まれる。
詳細をみていくと、今春入試でみられた傾向がより色濃くなっている。
1点めは「他地域大学の敬遠(=地元志向)」傾向である。第2回全統マーク模試受験者の志望大学を、地元エリアと他地域エリアに分けて志望入数を比較すると、地元エリア大学では記入数が102%と増加しているが、他エリア大学では96%と減少している。これをさらに一般・センターの方式別に比較すると、他エリア大学の記入数は一般方式で97%と減少幅は小幅にとどまるのに対し、センター方式では前年比94%と大きく減少している。募集人員が少ないセンター方式での志望を減らして一般方式に的を絞ることで、確実に合格を狙う志向が強くなっている。
2点めは「都市部難関大で志望者減少」傾向が見られることである。先ほど触れた他地域大学の敬遠で一番影響を受けているのが、都市部の難関大である。とくに志望者減少が顕著なのは、東西の最難関グループ「早慶上理」「関関同立」である。「早慶上理」では前年比95%、「関関同立」では同97%と、それぞれ大きく志望者数を減らしている。この傾向は今春入試でも見られたが、同様の傾向が来春入試でも続きそうな気配だ。
なお、この2グループの大学を含んだ主要21大学合計の志望者数は前年比99%である。これに対して志望者の減少が続いていた「その他の大学」では前年比101%となっており、近年拡大していた2極化傾向にも歯止めがかかっている。
首都圏の大学の動向に注目すると、「早慶上理」では他地域からの志望者の減少に加え、地元でも志望者の減少がみられる。「MARCH」では他地域志望者は減少しているものの、地元志望者は増加しており、前年比は101%の前年並みとなっている。「日東駒専」では地元志望者が大きく増加しており、グループ全体の志望者数も前年比108%と大きく増加している。このほかの中堅私立大でも志望者の増加が目立ち、「無理をしない志望校選択」が行われている様子がうかがえる。この傾向は他の地区にも見られ、先ほど触れた「その他大学」の志望者減少に歯止めをかけている。
2009年度入試では、景気悪化が多くの受験生の志望が固まっている秋以降であったことから、その影響があまり見られなかった。しかし、来春入試では、「国公立大人気」、私立大では「地元志向」「無理をしない志望校選択」など不況時独特の動きがはっきりあらわれており、これらが来春入試の特徴となりそうである。
以上河合塾 KEI-NETより
う~ん、早慶上理(早稲田・慶應義塾・上智・東京理科)や関関同立(関西学院・関西大学・同志社大学・立命館)でいくら志願者減少傾向にあっても、入試難易度にはたいして影響が出ないんですよねえ。志願者が少ないときには逆に合格者を絞り込んで、入学する学生の質を確保したい、というのが最近の上位難関大の傾向のように思われます。
ですから受験生の諸君は志願者減に踊らされないこと!
受験に王道はありません、一日一日、一問一問の積み重ねしか合格に結び付かないと思って精進していってください。
前回の国大編と合わせて鑑みると、どうも不況時の志望シフト
①国立・地元志望
②文低理高
が鮮明に表れそうです。
当てはまるひとも当てはまらないひとも、がんばれ受験生!
センターまであと80日、気合入れていこう!!