aya の寫眞日記

写真をメインにしております。3GB 2006/04/08

-7℃でNikon F3は

2007-11-21 21:24:04 | カメラ

Nikon F3
'07.11.15 Nikon F3のバッテリーが冬眠してしまった。
気温は腕時計の温度計で-7℃であり、立ち姿勢でシャッターが切れない程度の風が吹いていた。
zingのカメラケースに入れて持ち歩いていた。
F3は、今まで大事に使ってきたけれども初冬の山へ持ってきたのは初めてである。
往時のフラッグシップ機である。
写真を撮るぞーと意気込んできたのであるが、クライマックス直前でバッテリーが冬眠してしまった。
-7℃だからまだ大丈夫と油断したのがいけなかった。
稜線では風当たりが良くて追い風で登坂が楽であった。
風速1m1℃とすれば、気温は-14~5℃であったのだろうか、
ファインダーの中でなかなか数字が現われない前兆はあったのだが見逃してしまった。
シャッターが切れない!

しばらく考えていたが、1/60秒の緊急作動シャッターが切れることを思い出した。
それでこの1枚を撮影し下山した。



PENTAX OptioWP

温度が常温になるとF3は目を覚ました。
家に帰って改めて取扱説明書を見た。
モータードライブ装着時は-20℃でも撮影できる、とあるが内蔵電池の場合は0℃で5割、-20℃で1割とある。
カタログには、-10℃以下は非常に低下する、とある。
電気製品は低温に弱いことを体験した。



PENTAX OptioWP
ポケットに入れておいたPENTAX Optio WP で撮影した。


Kodak DC4800
このデジタルカメラの使用環境は0℃以上である。
裸で持ち歩いているとバッテリーの表示が緑からすぐに黄色になった。


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5 コメント

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Unknown (kig.)
2007-11-22 00:32:58
でもWPはジャケットの中にぬくぬくとさせながら
登山できるので、撮影を素早くおこなって
さくさくしまい込む。
やはりこれが基本なのかも.......
GPSな液晶ものもしかり。
別体アンテナが重宝するらしい。
F3もLXも低速メカニカルなんですね。
なんか聞くと最近のカメラは高速度でも
メカニカルシャッターらしいですね。
時代だなあ。
返信する
メカニカ (ayaG)
2007-11-22 09:15:13
King-nさん どもです

冬山にはポケットに入るコンパクトカメラRICOH R1sを持っていってました。
電池はリチウムCR2(1本)ですが、F3のCR1(1本)よりは強力だと思います。
まだ本格的な寒さでないと思ったものですから、

低速メカニカル、高速メカニカルってどういうことか知らないんですが…、
F3の緊急作動シャッター1/60が低速メカニカル、
でFM3aの1/2000で切れるのが高速メカニカルなのかなー?

名機F3よりあだ花FM3aのほうが私にとっては働いてくれるカメラかなー。
販売台数も少ないだろうし、手に入らないだろうなー

返信する
Unknown (kig.)
2007-11-22 12:38:25
ぼくも良く知らないんだけど
たとえばLXでは1/1000とかだと電子シャッターで
1/60以下でメカニカルシャッターなんです。
電池が切れても1/60であれば
撮影可能なのですが、
最近のはどのシャッタースピードでも
メカニカルシャッターを採用してるのが
一般的と聞き、そうなんだ...と思ったのだす。
まあ、電池が切れても撮影できるのか
どうかは別としてね。
返信する
ここでははじめまして (我輩)
2007-11-26 20:04:09
我輩です。
ここでははじめまして。

LXは高速側は電子制御じゃなかったでしたっけ・・・?

大昔のカメラ(ライカなどのバルナック型)は通常用のシャッターダイヤルとは別に、もうひとつスローシャッター用のダイヤルが用意されていたものです。つまりダイヤルは2つありました。というのもスローシャッターというのは遅延装置を使って開けたシャッターを保持する必要があるためです。スローシャッターを切ると「ジー」という音がしますが、あれが遅延装置(ガバナー)です。X接点よりも早いシャッタースピードであれば、先幕が後幕のスタートさせるため遅延装置は必要ありませんので、「ジー」という音はしません。

しかしメカニズムが工夫されると、シャッターダイヤル1つで高速側・低速側の切り替えができるようになりました。ただそれでも中身は2つの仕組みが同居していました。

結局、この遅延装置は狂いが出易いので、低速は信頼性があまり無いんですよね。油が切れたり固着したりするので。
そこで、低速の信頼性を向上させるべく、遅延装置を電子カウンターに置き換えたのが初期の電子シャッターです。そのため、低速では「ジー」という音がしなくなりましたが、電池がなくなるとX接点以下ではスローシャッターが切れない(1秒の位置でも1/125秒とかになる)んですよね。この頃のカメラは「ハイブリッドシャッター」とかかっこいいこと言ってましたが、単に全速電子化できなかっただけの「中途半端シャッター」でした。
それに、スローが電子化しててもコンデンサに電荷を貯めて時間をカウントする仕組みなので(アナログ回路)、やはり経年で狂いが出てしまいます。中古買うとき結構当たり外れあります。やっぱり使われてたカメラは大丈夫みたいです。

F3の緊急作動レバーは先幕の係止爪を強制的に外すため電池が無くてもシャッターが切れるのですが、逆に、電池があるときは緊急作動レバーでもスローシャッターが切れます(露出計表示が出ている時のみ)。
返信する
シャッター機構解説 (ayaG)
2007-11-28 21:15:18
我輩様

お忙しいところ、ここまでおいでいただき
さらにシャッター機構の解説までしていただき
ありがとうございます。

あの「ジー」という音は、ガバナーの作動音だったのですね。
ガバナーの作動音を聞くとカメラはゼンマイ仕掛けの
精密機械だなーと感じます。
中古カメラの場合、低速シャッター点検は必須
ということを聞いたことがあります。
店頭で低速シャッターを点検していると
「これは電子シャッターだから大丈夫」と
店員が言うのも聞いておりました。
でも、コンデンサーの劣化で電子シャッターでも
狂いが出ることを知りました。

F3の緊急作動レバーがシャッターボタンの代わりに
なることは驚きでした。
このレバーの方が正規のシャッターボタンより
使いやすいくらいです。

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